フライフィッシング

【2020年12月前半】洞爺湖・支笏湖 湖のフライフィッシングは難しい…

2020年12月5日 洞爺湖 ボウズ

2020年12月1日…そう洞爺湖の冬の解禁日となったこの日、モンスタークラスのブラウンや良型レインボーが釣れたという話が耳に入る。
支笏湖で思うような釣果を上げられない俺は「洞爺湖なら魚を放流してるらしいし釣れるんじゃねーの?」というかなり甘い期待を抱く。
…これは行くしかないw

洞爺湖の温泉街に到着したのは12月5日午前7時半、まずは遊漁券購入のため洞爺湖の老舗ホテル『北海ホテル』へ。
「年券は2万か…日券が1200円だから17日通えばペイできるなw」ということで奮発して年券を購入。

陽はすっかり昇り、朝の一番いい時間はすぎている。
洞爺湖のポイントはほとんど知らないのでとりあえず下見ついでに近いところから…。
北海ホテルから車を時計回りに走らせ西岸から見て回ると沢水が入るちょっと良さげなインレットのポイントを見つけた。

「解禁の週なのに釣り人いないな~。新型コロナで自粛してるのかな?」

釣り人がいないことにそれほど疑問も抱かずにとりあえずここで竿を出してみることにした。

ロッドはLOOPの13フィート #8、ヘッドはアトランティックサーモンショート8/9のインタミ、12フィートのリーダーにマラブー系のフライをセットして実釣開始。

1時間ちょいこのポイントでロッドを振ってみたのだが、どうも釣れる気がしなかったので場所移動。

初冬の湖岸は草木が枯れ、ポイント探索には絶好の季節。
ゆっくり見ていくと白鳥のつがいが優雅に浮かんでいます。

のどかでですね~。

ちょいちょいと良さそうなポイントで竿を出しながら洞爺湖の様子を探っていく。
それにしても釣り人が少ない…洞爺湖って意外と人気ないのかな?

午後15時ころ、北海ホテルから洞爺湖を半周ほどした湖畔の北東まで来ると釣り人の車が目に付くようになってきた。
ちょうどいい駐車スペースがったのでそこに車を止める。
西側に比べて少し遠浅な感じだが悪くない。
風が吹き始め湖面も波立ち期待度が高まったが16時半までやってアタリなし。

釣れる気がしなかったので目が利くうちに納竿。

湖畔の東側を見て回ると…なんと釣り人の車だらけwwww
「うはww冬のポイントは東側だったのかぁww」

西側は岸から数メートルでドン深になっているポイントが多かったが、北~東側は緩やかに深くなりカケアガリになっているポイントが多い。
釣り人が多いのは魚が釣れる証拠…なるほど、この時期の魚はこういうところに付くんですね…w

スタート地点の北海ホテルに戻り、日帰り温泉に浸かりなが今日の反省会。
新型コロナの影響で小規模になった洞爺湖の打ち上げ花火を見ながら「明日は東側だな」と誓うのであった。

2020年12月6日 洞爺湖 ボウズw

解禁日の週末、釣り人たちの朝は早い。
一方、早朝の冷え込み中、暖房が利いた車中で気持ちよく二度寝してしまった俺が洞爺湖で竿を出したのは午前8時すぎw
惰眠をむさぼり朝のゴールデンタイムを逃して自ら釣りへのモチベーションを下げていくスタイル…w

自分の立ち位置の左にも右にもルアーマンと思わしき釣り人の姿が見えるが釣れている様子はない。

鏡のように静かな湖面、1時間半ほどロッドを振って早々に釣れないと判断。
釣りモードから下見モードに切り替える。

やはり西側に比べて東側のほうが圧倒的に釣り人の車が多い。

下見モードといえどいくつかのポイントで実際にロッドを振ってみたが魚からの反応はなし。
漁協が管理しているとはいえ洞爺湖もそう簡単に釣らせてくれませんね。

北側の有名ポイントであるインレットを見てみるとルアーマン5人ほどいたので、挨拶だけして下見。
ここはきっと釣れるんでしょうね~。

この日を見る限りではルアーとフライの割合は1:9、圧倒的にルアーマンのほうが多かった。

初の洞爺湖釣行2日間はボウズで終わる…。
まあ湖の釣りはこんなもん。
年券もあることだしゆっくりとポイントも湖の釣りも覚えていけばいい…(遠い目)。



2020年12月12日 洞爺湖でボウズからの…支笏湖

2020年12月第2週午前6時、前回の下見で「ここはチャンスあるかな?」とチェックしていたポイントに到着。
朝早いこともありこのポイントに一番乗りできたようだ。

支度をしている最中、フライが届く距離でデカイ魚がライズ!
「なまらデカイのいるwwww」
はやる気持ちを抑えながらしっかりと支度を済ませ実釣開始。
タックルは昨日と同じ13ft #8のダブルハンドロッドにアトランティックサーモンショートのインタミ8/9。
カウント5~60と試したがあのデカイのは掛かってこない。
(あとから考えるとライズの正体は鯉だったのかも…)

投げる距離や角度、シューティングヘッドのシンクレートを変えてみても反応なし。

明るくなると白鳥のつがいが目の前を通り過ぎて行くw

先週と同じ白鳥のつがいかな?

午前8時半、ここに見切りをつけてポイント変更。
次のポイントはいい感じに波立っていたが2時間やってもアタリがない。

ポイントが違うのか腕が悪いのか…まあ両方だろうw

「洞爺湖釣れねーな…支笏湖まで1時間くらいか…」
洞爺湖は年券があるからその気になれば遊漁期間中いつでも釣りができる。

「支笏湖へGo!」

そして支笏湖へ…ヒットしたのは心優しいお子様ブラウンw

美笛峠を越えて支笏湖に到着したのは午後12時ちょいすぎ。

以前下見した支笏湖南岸のポイントを数カ所点々としたあと、とあるポイントで腰を据える。
嫌にならない程度の風が吹き、湖面に波気が出始める。
しかしいくら投げてもアタリなし…。

日も傾きかけ薄暗くなりかけた頃、半ばキャスティング練習になりカウントダウンもせず適当にリトリーブしていると「クンクン」とかすかな生命反応がw
「え?マジで?www」

釣れたのは20数センチのお子様ブラウンちゃんww

ヒットフライはボディに黒っぽいUVアイスダブを巻いたマラブー。

このブラウンちゃんはきっと洞爺湖で釣れず、わざわざ支笏湖までやってきた俺を気遣ってフライをくわえてくれたに違いないw
いつもどおり「親分呼んで来いよ~」と声をかけてリリースするも、その言葉は親分には届かない…。

日が落ちるのもかなり早くなってきた…。

午後16時半、寒くなり周りも暗くなってきたので納竿。

以前は全く釣れる気がしなかった支笏湖。
小さいブラウンでも魚が釣れ始めると「次こそは」というモチベーションを維持できる。

次回に期待…次回も練習?w

追伸
しかしよくよく考えると洞爺湖の年券を買ったはいいが17日も来るかなぁ?
これから冬が深まって雪道になれば釣り場自体への足も遠のくし、北海道の一番釣れる時季である6月にはきっと洞爺湖だけじゃなく尻別川、支笏湖、あと天塩川水系や十勝川水系にも行くだろう…。
ついでにいうなら洞爺湖は冬の遊漁期間は12月1日から翌年3月31日まで、夏の遊漁期間は6月1日~8月31日までの合計6ヶ月…。
うーん…日券のほうがいいな、きっとw

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