フライフィッシング

【2019年・5月第5週】尻別川 、初夏のシーズンいよいよ開幕!

今週は鵡川か尻別川か…迷った末、尻別川に決定!
支笏湖でハルゼミが鳴き始めてたんだから尻別川も良くなってるんじゃないかと…。

この時季としてはわり早めに出発。倶知安あたりで尻別川支流を見ると、すっかり濁りが抜け2週間前とは大違い。
土曜日、予定を入れなければよかったなぁ、と少々後悔。
釣り場到着が7時20分ころ。
朝だと言うのに天気予報のとおりすでに暑い。

LOOPの9ft5番のシングルハンドロッドを携えヤブを漕いでいく。
釣り場につくとビックリ!一気に羽化したのかカゲロウが飛びまくっている!
「これはドライフライだろ?」

ドライフライに反応、しかし…

まずは10番に巻いたディアヘア(白)のカディスで様子をみる。
しばらくキャスティングをしていると対岸でライズ。
「おぉ!いるいるw」

ライズポイントの上流3mくらいあたりに何度かカディスを投げてると、それに反応したのかフライのちょっと脇に魚影が浮かぶ。
しかし、そのあと20回ほど投げてみたが反応しない。見切られたかな?

ただフライじゃない本当の虫には反応していて、何度か浮いてはそれらをついばんでいる。
同じフックサイズの茶色いカディスを何度か流すと水面がボコッと盛り上がりフライを咥えたのが見えた。
しかしアワセが遅れてフッキングせず…。

こういうときは小休止、しばらくポイントを休ませよう。
ライズがあったポイントをしばらく見ていると、力尽きたカゲロウが水面に落ちパタパタと羽を動かしもがいていた。
「こういうのに出るのかな?」と思った瞬間、ガボッっとそのカゲロウを捕食したのは50cmはありそうなブラウン!
「デカイ!www これは獲ったる!」

前日、適当に巻いた14番のCDC(白)にフライをチェンジ、フローティングをたっぷり塗ってキャスティング。
5投、10投、20投…出てこないw
15分くらい粘っても出てこなかったので一旦ポイントを替えようかな、と考えていたとき、大きなライズとともにそいつがフライを咥えた!
一瞬、間をおいてからロッドを立てると確かな手応え!

ティペットは04X、強引にやったら切れそうな予感…。
なるべく走らせないよう慎重にロッドを操る。
出ていたフライラインを全部納め、ロッドを立ててさあランディング!

しかし!魚が大きすぎてランディングネットから溢れて出てしまった!
「ヤバッ」
生き物の生存本能はそういった瞬間を逃さない!そのまま一気に下流に走リ出す。
魚と一緒に下流に走るが、ランディングに失敗した際、なんとネットを背中のマグネットリリーサーに付けそこねていたのだ。
水面に垂れ下がったネットとそれをつなぐコードにラインが絡む!
「あああああ切れる」と思った瞬間、ティペットが切れた…。
「無念でござる!!!」(というかアホすぎるw)

久しぶりの大物に対応しきれなかった自分の未熟さを反省しつつ、消えていったブラウントラウトを称賛。
「またいつか相まみえおうぞ!」

うーん、残念w

倶知安・ニセコ・蘭越エリアはハルゼミの大合唱

大型ブラウントラウトのバラシで第1ラウンド終了。
次は前に下見して気になっていたポイントを攻めてみる。
朝から鳴き続けていたエゾハルゼミがさらに大合唱!耳鳴りとして残るほどすごい!
これを聞いちゃうとワクワク感が止まらない。

尻別川本流の水の色は2週間前に比べると見違えるほどきれいになっている。
水位はあまり変わらないが、これならいい釣りができそうだ。

テンリュウの11ft5番のダブルハンドロッドにアトランティックサーモンショート、ウェットフライ2個を状況に合わせて交換しながら釣り下っていく。
今日は朝からウェーダーの下はジャージ1枚。腰までウェーディングをしてても全然冷たさを感じないのだから水温も上がっている。
瀬やプール、たるみなどなかなか面白いポイントが連続しているのだが魚が出てくれない。

…魚はいるんだろうが、腕が足りないんだろうなぁ。
本流ウェットは本当に奥が深くて難しい。

※ 蝉の鳴き声がすごいです!音量注意! ※

エゾハルゼミの鳴き声と川のせせらぎを、と撮影したのだけれどスマホのビットレートを間違って低画質…。
しかし、このポイントには大物がいる気がする。もう少ししたらいいのが出そうな予感。
また来よう。

倶知安のラフティングコースでスペイキャスティングの練習

こう暑いと昼間に魚を釣るのは至難の業…。
上手な人は釣れるんだろうけど今の俺には無理っぽい。

水の色はいいし風も穏やか、川の中に立ち込んでキャスティング練習するのが涼しくて良さそうだ!

露出がイマイチで大してきれいに見えないが、今日の水色は本当に良かった。
天気が良くて最高のラフティング日和、川下りをしている人たちが楽しそう!

さてさて、今日はアクションカメラもちゃんと設定した。
やっとこれでフォームチェックができる。
と思ったら日付がリセットされてた…orz
まぁ、日付は見なかったことに。

タックル

  • ロッド LOOP EVOTEC(旧) 12ft6
  • リール ORVIS バテンキルクリックV
  • シューティグヘッド K-bullet パワーヘッド フローティング
  • ティップ インタミディエイト
  • ランニングライン シマノのナイロンライン10号

シューティングヘッドだがパワーヘッドは一般的に言うところのスカジットヘッドとほぼ同じテーパーデザインなので、あえてK-bulletのこれを買う必要はない。

スカジットキャスティング

スカジットキャスティングはスペイ系キャスティングの中で最も簡単だと思う。
理由はキャスティング動作中に多少の失敗があってもリカバリーしやすい。
俺がスカジットキャスティングの参考にしている動画はこれ↓。

この動画を100回くらい見て脳に焼き付けると初心者でもすぐに投げられるはず。

俺のスカジット part1

参考動画に遠く及ばないが、自分の中ではまあまあちゃんと投げられてるかな。
1投目◎、2投目△。

俺のスカジット part2

3投目◎、4投目△。
4投目はギリギりアンカー切れしてない感じ。
あれでアンカーが切れると後ろに木に引っかかります。

ダブルスペイキャスティング

ダブルスペイと言ってもいくつかキャスティングパターンがあるようで、俺が参考にしているのはこの動画↓。
https://youtu.be/S2WVYBO3H5g
他サイト埋め込み禁止になっているので見たい人はリンクからどうぞ。

俺のダブルスペイ part1

参考動画は多分だけどスカンジ用のヘッドを使っているのかな。
スカンジヘッドはスカジットヘッドに比べると細くて長い。
スカジットヘッドを使ってこのダブルスペイをやる場合は、アンカーの位置が参考動画よりも自分の体寄りになるので、ロッドティップからシューティングヘッドまでの垂らしを少しとってやって調整するといいんじゃないかと思う。

俺のダブルスペイ part2

このダブルスペイはスカジットに比べてスウィープ時の水切り音が少ないのがいいな。

おまけ

アンカー切れすると後ろの木に引っかかりますw
我ながら笑えるwwwww

あと蛇足だけど、初心者がスペイ系のキャスティングを練習するときはフローティングのヘッド、ティップを使いましょう。
シンキングのヘッドを使った瞬間、難易度がドカンと上がって茨の道を歩むことになります。
(10ヶ月前の俺に聞かせたいw)

ダブルスペイの練習・コツはこちらにもあります。興味ある方はどうぞ。
後志利別川でスペイキャスティングの練習

尻別川水系、初夏のシーズン開幕してます!

大型ブラウンバラシでボウズに終わったけど、例年よりちょっと早い初夏の釣りを楽しめました。
水量がもう少し下がればポイントも増えて魚の活性もさらに良くなるはず。
通い続ければきっと良型の魚に巡り会える!

そう信じて来週も尻別川に挑戦!

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