フライフィッシング

2018年・秋の尻別川釣行

ルアーやフライで何度も挑戦しているけど、ほとんどいい思いがしたことがない尻別川。
8月に来たときにちょっとだけ釣れたのでいい方向には向かっていると思うのだけれど…。

晩秋の尻別川は鮭の遡上が終わり、水温が下がり始めると大物が釣れるらしい。
1週間前に尻別川で釣りをした人の話によると、鮭は見なかったとのこと。
これは期待できる…。

車窓から羊蹄山を望むと山頂がうっすら雪化粧。
「気温が上がるまで魚の活性は悪いかな?」と思いつつ、午前8時頃、とあるポイントに到着。
初めて入るポイントなので竿のチョイスに迷ったけど、尻別川用に買った11ft#5/6のダブルハンドロッドを携え入渓。
川の様子を見ると事前に聞いていたよりも水が少なく、シングルハンドで全く問題ない渓相。
というか明らかにダブルハンドロッドはオーバースペック…w
まあいいさ、何事も経験。

20分ほどラインシステムを試した結果、今日はフローティングのスカジットヘッドにインターミディエイトのティップが良さそう。
リードにニンフ、ドロッパーにウェットを結び釣り下っていきます。

釣り下っていきます…。釣り下っていきます…。

好ポイントが続いているのに魚が出てこないwww
魚の活性が上がってないのか。それとも土曜日に釣られたのか。

尻別川はやっぱり難しい

3時間ほど竿を振り続けても魚の反応がない…。
それでも天気が良く紅葉もとても綺麗なので、魚は釣れないものの気持ちがいい。

大きな石が点在する瀬に入り、リード、ドロッパーともウェットを付けて何度か流していると変な感触が手に伝わる。
「ん?根掛かり?」
引っ張っても取れないのでラインを緩めると、コンコンコンと魚のアタリ。
いったんラインを緩め魚を走らせると運良く根掛かりが外れてくれました。
貴重な1匹だったので丁寧にランディングすると32cmくらいのアメマス!
あまり大きくないけれど、3時間の沈黙を破ってくれたアメマスちゃんに感謝感謝!

時計を見ると午前11時半。お腹も減ってきたので午前の部は終了。

尻別川にはロマンがある

午後の部、入りたいな、と思っていたポイントに行くと必ず先行者がいました。
尻別川はときどきビッグレインボーが釣れたり、稀ではあるけどイトウが釣れたり、多くの釣り人を魅了します。
自分もその一人なのだが、今日は特に釣り人が多い。

いくつかポイントを見て回ると、ダブルハンドロッドでなんとかなるかな、というポイントを発見。
まずは様子を見ようと釣り上がっていきます。
瀬にウェットを流しても、落ち込みにニンフを落としても魚の反応がない…。
1時間ほど釣り上がっていくと、上流からフライマンが釣り下ってくるのが見えます。
邪魔をするのも悪いので、今度は釣り下ります。

5分ほど下っていくと落ち込みにフライマンが入ってました。いつの間に…。尻別川、大人気だなww
そのフライマンはニンフで丹念に攻めている感じ。人の釣りを見るのは勉強になるなぁ。

魚が釣れないのはフライのせい?

「釣れないのはフライのせいかな?」
フライボックスを見ると、自分でタイイングしたニンフ、ウェット、ストリーマー。
その中に1つだけ通販で買ったマドラーミノーが入っている。
「どうせ釣れないし試してみるか。マドラーミノーって釣れるらしいし」

釣り上がりのときに残しておいた瀬の対岸にフライをキャストし、スイングさせてからフライを引くとやっと来ました。
25cmくらいのニジマスでしたが何度もジャンプしてとても元気がいい!小さいけど嬉しい!

気を良くしてそのままもう少し下の瀬を同じように攻めると先ほどとは違う大きな引き。
ジャンプさせないようロッドを寝かせゆっくり魚を寄せます。

釣れたのは38cmほどのニジマス。
尻別川のビッグレインボーではありませんでしたが、今後につながる1匹かなと思います。
それにしてもマドラーミノー、釣れるな…。

まだ見ぬ大物を夢見て

午後4時前、日が傾き始めたところで納竿。
今日も尻別川の大物に出会えなかったが、かなり得るものがあった1日でした。
これから冬に向けよりいっそう寒くなり、釣り人にとって厳しい季節が来ます。
11月いっぱいまではビッグレインボーのチャンスがあるらしいので、できる限り通います。
60オーバーの大物にはいつ出会えるかな?

page
top