フライフィッシング

【2019年・6月第2週】ついに来た…尻別川でニジマス57cm!

尻別川の本流ニジマス57cm

尻別川 6月11日・ビッグサイズのライズに為す術なし

初夏の尻別川、いよいよ本格化ですね!
今日は楽しい釣りができるぞ、とルンルン気分で準備をしていたのだけれど、一転…。
なんとウェーダーを忘れる、というアクシデント(おバカw)が発生!!
「帰る」という選択肢もあったが、せっかく来たのだからと新規釣り場開拓に変更。

時季的に早いけどウェットウェーディング

幸いなことに気温が上がり、水も思ってたほど冷たくなかったので、ジャージにサンダルというスタイルでウェットウェーディングを開始。
(蛇足だがウェットウェーディングとはその名の通り、濡れながらウェーディングすることである。ウェットフライとは全く関係なし)

11ftのカスタムロッドでウェットフライを瀬に流すと小さいながらもポツポツと魚が釣れる。
「瀬に魚が付き始めてる。いよいよシーズンだな」

アレキサンドラに小型ニジマスがヒット。

ソフトハックル定番のオレンジパターンに小型ブラウンが来たり。

しばらくポイントを釣り下っていくとプールで大きなライズ。
ライズまで距離があるので魚種の確認はできないけど、50cmはありそうな魚体!
「デカイ!釣りてえええ!」

フローティングヘッドに変更し、追い風を利用してドライフライを飛ばすが届かないw
ウェーダーを履いていないので胸まで川に浸かり、少しでも近付こうとするがそれでも届かない…。
このポイントは諦めよう…。

さらに釣り下がること1時間、またプールを発見。しばらく様子を見ているとここでもライズ!
しかもさっきよりもデカく、そして1匹だけじゃない。おそらく同サイズの魚が5匹はいる感じ。




ミッジサイズの必要性

しかしのこの魚たち、フライには全く無反応。16番フックに巻いたCDCにも反応なし。
自分の中では16番フックってかなり小さいと思っていたんだけれど、これでも駄目なのか。
「こいつら一体何を食ってるんだ?」、完全にフライがマッチしていない。

いったんフライの投入をやめ、じっくり水面を見ているとどうやら小さな羽虫を食べているようだ。
北海道の川のフライフィッシングにミッジなんていらないと思ってたけど、こういうのを見ると必要だなと実感する。

うーむ、いい勉強になりました。完敗!

尻別川 6月12日・ウェットフライに念願の大型ニジマスヒット!

釣り場到着は午前5時前。
薄曇りで気温は昨日より低くちょっと肌寒く、虫もあまり飛んでいない。

今日のタックルは
・ロッド カスタムロッド11ft 5/6
・リール オービスのバテンキル
・シューティングヘッド SAのアトランティックサーモンショート
といった組み合わせ。
いつもどおりウェットフライを2個付けて釣り下っていきます。

ポイントに応じてシューティングヘッドのシンクレートやフライを変更しながら攻めていくがアタリなし。
「水温が低くて魚の活性が悪いのかな?」
と思いつつも各ポイントを丹念に攻めていく。

2時間ほどしてやっと25cmほどのニジマスがかかる。
「魚の活性が上がってきたかな?」

しかし、このあとが続かない。
魚が付きそうなポイントにウェットフライを投入しても反応なし。
魚がいないのか、それともまだ魚の活性が低いのか…。

さらに釣り下ること1時間、川の流れがゆったりで深くなっているポイントに到着。
すでに8時半を過ぎ、ここはじっくりと攻めていこう。
5キャストで2歩ステップダウンする感じで同じポイントに何度もフライを流す。

この範囲でフライを流すこと40分、フライを流すため立てていたロッドがいきなりのされる!
手元にたぐったランニングラインが全て出て行きリールが逆転、ドラグ音が鳴り響く!
「これはデカイ!これまでで最大サイズだ!」

必要以上に走らせないように出ていくランニングラインを指で押さえつつ、ジャンプさせないようロッドを左右に倒していなす。
「ティペットが切れるかも」という不安がよぎりつつ、少しずつリーリング。
ラインを巻いたら巻いた分走られる、というのを20回くらい繰り返す。
これまで釣ったニジマスにこれほどパワフルなやつはいなかった。
慎重にやり取りし、魚の勢いを徐々に奪っていく。

10分ほどの格闘の末、浅瀬に魚を寄せランディング!

「でかい!」
ランディングネットの枠が40cm、それを遥かに超えている魚体!
尾叉長57cm、魚体をしっかり伸ばさずに計ったのでもうちょっと大きかっただろう。
「やったぁああー!」

2019年の目標『尻別川で50オーバーのニジマスをウェットフライで釣る!』を達成!

思い返すことちょうど1年前の6月…、尻別川本流を初めてフライで攻めたとき、シングルハンドロッドで挑み全く歯が立たなかった。
あの日、フライフィッシング素人ながらも「ダブルハンドロッドのスペイだったかな?あのキャストでないとここでは釣れない」と考えたのだった。

ダブルハンドロッドをいくつか買い、そしてウェットフライをいろいろ調べ、タイイングし、そして釣れなくても使い続けた。
今年4月に大型アメマスが釣れ、成果が実りつつあった。

そして今日のこのビッグレインボー。
尻別川で50オーバーのニジマスをウェットフライで釣る、という目標をついに達成!

道北釣行でボウズだったこともあり、この大型ニジマスは格別の1匹!
生涯忘れることはないでしょう!(aikoかw)

アブラビレの斑点も大きい!

もうちょっとイケメンに撮ってあげればよかったなぁ。

ヒットフライは思いつきで巻いたパターンでオリジナルだと思っているノーネイムフライ(同様のフライはあるでしょうね、たぶん)。
よくぞこの小さいフライに食いついてくれた。

尻別川の本流ニジマス57cm

写真を撮影したあと、しばらく魚体を眺める。
こうやってロッドと比べてみると、でかいなw
そしてカスタムロッドにこのビッグレインボーがよく映える。

「今日は来てくれてありがとう!」と感謝の言葉を送り、リリースするとゆっくりと深みに消えていった…。

次なる目標は60レインボー

尻別川で50オーバーのニジマスをウェットフライで釣る、というミッション達成!
しかしこの魚がこの川で最長魚だとは思えない。
60オーバーのニジマスもいるという話も聞くし、イトウだっている。

次のミッションは「尻別川で60オーバーのレインボーを釣る!」
尻別川釣行がさらに楽しくなりそうだ!

次回も期待!

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