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3月4月の支笏湖は1年の内で最も水位が低い時季らしい。
この日は朝から無風ベタ凪だったので少しでも水が動くと思われる美笛のインレットに行ったみた。
普段の水位なら胸上くらいまで水に浸かって河口を渡るのだが、膝漕ぎで簡単に渡ることができた。
美笛インレットはバックスペースが十分ある場所なので15’ #10のロッドを繋ぎ、オーバーヘッドキャストで攻めてみる。
フライが届く距離でライズがあるのだが、フライを食ってこない。
きっと水面を漂っている小さな虫を食っているのだろう。
今日持ってきたフライボックスにはストリーマーしか入っていないので、この状況ではどうしようもないw
もうちょっとフライパターンを考えないとな、と思いつつ、このポイントに見切りをつけた。

このあと過去にブラウンやニジマスを釣った実績のあるポイントも攻めてみたのだが、低水位と去年の大雨の影響のせいなのかポイントがすっかり変わってしまっていて、なんとなく釣れない雰囲気を感じた…。
「やっぱり支笏湖は難しいな〜」
ポイントをいくつか移動し、普段の水位なら行けない場所でも竿を振ったが反応なし。
結局、俺のいつも支笏湖でボウズに終わった。
どうせ釣れないなら次回からはやったことがないポイントで竿を出してみようと思いながらこの日は帰路についた。
この日はポイント開拓ということで13' #7/8と15' #10のロッド2本を持参していく。
湖畔に着くと左側からの風が吹きわずかに波立っている。
湖のフライフィッシングとしては悪くない状況だ。
ここは前に50cmくらいのサクラマスが釣れたポイントだが、ポイント調査のため波打ち際や後ろの様子を見ながら移動してみた。
10分ほど歩いて行くとバックスペースが十分取れそうな場所を見つけたので15’のロッドを繋ぐ。
シンク1/2のシューティングヘッドにリーダー2.5m、その先にストリーマーを結んだ。
オーバーヘッドキャストで水面をなるべく叩かないように心がける。
フライラインがしっかり伸びてフライまでキレイにターンしているようだ。
釣り開始から1時間ほどしてリトリーブしていた左手にググッという感触が伝わってきた。
次の瞬間、毛鉤を食った魚が水面を割って跳ね上がった。
「お、マジで!?」
大物ではないようだが、久しぶりの支笏湖でのヒットなので慎重にやり取りをしながら岸へと寄せる。

釣れたのは45cmちょいの綺麗なニジマスだった。
このサイズにニジマスは支笏湖では決して大物とは言えないが、「支笏湖で魚が釣れる」ということに意義があるw
しかも今年のファーストフィッシュが支笏湖のニジマスとは、なんと縁起の良いことw
何枚か写真を撮り、ニジマスをリリース。
釣りを再開するとすぐに30cmほどの小魚が釣れた。
「魚、寄ってきてるな」
オーバーヘッドキャストはスペイ系キャストとは違って水切り音が少ないから釣れるのかな~?と思いながら投げ続けていると、この日3度目のヒット!
「え?こんなことってある!?」
ロッドから伝わってくる重さは明らかに1匹目のニジマスより重い。
しかし重量感はあるもののグングン走っていくような魚ではなかった。
あまり抵抗されることなく、わりとすんなり岸に寄せることができた。

60cm超えの支笏湖のブラウンはかなり久しぶり!
新規開拓したポイントで早々に3匹も魚が釣れるなんて幸運すぎるw
このあと風が止み、波もなくなったのでポイントを変更。
いくつか転々としながら竿を出したが、この日4匹目の魚には出会えず終了した。
この日も13'と15'のロッド2本を持参し、まずは手前から釣ってみようということで13’で釣りを開始した。
狭い範囲で何箇所かポイントを移動しながら13’ロッドの届く範囲を探ってみたが反応なし。
「魚が遠いのかな~」とロッドを15’ #10に替え、オーバーヘッドキャストで遠投した第1投目、フライのフォール中にいきなりヒット!

釣れたのは62cmくらいのブラウン。
写真が変にトリミングされているのには理由がありまして、目より前の鼻の部分が大きく欠け、下顎が大きく突き出たブラウンでした。
衆目に晒すのはちょっと可哀想だったので…。
たぶん小さかった頃に釣り上げられた際に鼻の部分に怪我をして壊死したのでしょう。
それでもたくましく生き残りここまでの魚体に成長したことにちょっと複雑な気分になりつつも…「鼻があったら65cmくらいあったかな?もう釣られるなよ~」と、そっとリリース。
まったく、俺という釣り人のエゴってやつは…w
この1匹のあと、風がやんでしまったのでポイントを変更。
そこもオーバーヘッドができるポイントでなるべく水面を荒らさないことを意識しながらキャスティングを繰り返した。
それが功を奏したのかわからないが、風も波もない状況にもかかわらず本日2匹目の魚がヒット。

前回と同じようなサイズのニジマスではあるが、なんとも運が良かった1匹。
支笏湖釣行で2回連続2匹以上ヒットはこれまでのなかったこと。
支笏湖での釣りも少しは上達した、ということかもしれないw
この日は放射冷却現象で早朝は氷点下。
おまけにクロロプレンのウェーダーを枯れ枝で突いてしまい浸水w
予備の透湿ウェーダーがあったので釣りはできたものの、支笏湖の水がなんと冷たいこと!
ここ最近、調子が良かったので水温を気にしてなかったが、やはり早春の支笏湖は低水温。
クロロプレンウェーダーの保温力の高さを実感!
ストッキングタイプの透湿ウェーダーと違って機動力は落ちるけど、クロロプレンウェーダーはこの時季になくてならない必須装備となったw
釣果の方も寒く、かなり頑張ったがボウズに終わる…。

この日は午後から用事があったため、早朝の数時間だけ釣りをして午前9時で終了。
結構いい風が吹いていたのでポイントによっては波が立ち、魚が寄ってたんじゃないでしょうかね〜。
最初に入ったポイントが無風ベタ凪だったので1時間ほどで見切りをつけ、風と波があるポイントへ移動。
しかしこれが大失敗で向かった先のポイントは真正面からの強風!
おまけに15’のロッドをチョイスしてしまったため、強風でロッドをまともに振れないww
風と波は好釣果につながる条件ではあるが、ロッドが振れないことには釣りにならない!
真正面からの強風が入るポイントは避けるべし!!

支笏湖で3連敗したが、支笏湖で釣りを始めた頃はまったく釣れなかったのだからこの程度ではへこたれないw
この日、最初に入ったポイントは無風ベタ凪だった。
同じポイントで粘ったみたが魚のライズさえなく釣れそうな気配を感じない。
陽気のためだんだんと眠たくなり集中力が切れてしまった。
9時半、晴れでベタ凪のこの時間帯はたぶん釣れない。
午後の釣りに備えるため13時まで小休止しよう…。
車に戻り仮眠していると猛烈な尿意で目が覚めるw
道路脇の森に入って用を済ませ、時計を見ると12時ちょいすぎ。
釣り前の腹ごしらえにラーメンでも食べようかと思ったのだが、水を持ってくるのを忘れていたw
二度寝するには中途半端だったのでウェーダーを履いて釣りの準備。
ポイントの到着するとルアーマンが2人いたので邪魔にならないよう200mほど離れた。
14' #9のロッドを繋ぎ、静かに水に入っていくと石のそばにヨシノボリが1匹休んでいた。
支笏湖でもヨシノボリは大型魚の捕食対象になっているだろう。
「ここは魚が寄るかもしれないな」と考えながら釣りを開始。
バックスペースがないポイントだったのでシューティングスペイで攻めていく。
ロッドを振り始めて20分くらい経っただろうか、急に風が吹き始めパラパラと雨が降り出した。
「お、この変化はいいんじゃないの」と思っていた矢先、リトリーブしていた指先にゴツンという感触!
根掛かりでもしたのかなと思ったが、グングンとラインが引っ張られていく。
「え?マジで!?」
この4月に釣った2匹の60オーバーのブラウンより確実に大きいと思われる重量感がロッドを通して伝わってくる。
ラインテンションを保ったまま、ラインバスケットのラインをリールに巻き取る。
慎重にやり取りをして波打ち際に寄せる。

釣れたのはブラウンの自己最身長記録となる70cm。
モンスターブラウンというには10cmほど及ばないが、それでも素晴らしい見事な魚体!
そして隣に写っているロッドの入魂となる記念すべきファーストヒットの魚となったw
このロッド、なかなかのじゃじゃ馬で上手く扱えず放置していたのだが、この1匹でいきなりマイフェリバットライトアーム(頼りになる相棒)に昇格したw
しかしこのブラウンは本当に運が良かった。
もし尿意で目が覚めなかったら…もしラーメンの水を忘れなかったら…この一瞬の状況の変化に立ち会えていなかっただろうw
偶然が重なり気まぐれな支笏湖の釣りの神様がニッコリ微笑んで釣らせてくれた1匹かもしれないww
この1匹を最後に2026年4月の支笏湖は幕を閉じた。
この7日間は凪の日も時化の日もポイント探しに歩いて歩いて歩きまくった。
これまではどちらかというと回遊待ちの釣りをしていたが、かつて磯釣りで拾い釣りしたようにラン&ガンスタイルのほうが性に合っているのだろう。
釣れるめちゃめちゃ支笏湖は楽しいですね!
ではまた!