タイイング

ステイホームとフライフィッシング

不要不急の外出の自粛、いわゆるステイホームですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
俺は4月に入ってからなんと1度も釣りに行ってません(お、真面目かw)。
まぁ、北海道のフライフィッシングのベストシーズンはもう少し先だし、大した釣果が望めないこの状況下であえて釣りに行かなくてもいいかなとw

『釣り』という趣味は実際に魚を釣る行為のほかに、仕掛け作りとかタックルのメンテナンスとかいろいろやれることがあるからいいですね。
特に『フライフィッシング』には『タイイング』というもう一つ最高の楽しみがあるので『ステイホーム』にうってつけです。
実釣ネタがないので今日はステイホーム中に巻いたフライなどについて書いてみました。

マウス mouse

Youtubeで海外のタイヤーが本物のネズミと見紛うようなマウスパターンを巻いてたのを見て、それに感化されてマウスパターンを遊び半分で巻いてみた。
写真ではボケているけどいちおうラビットストリップ(ゾンカーテープ)で作った尻尾部分も付いている。

タイイングはカラー部分(この写真だとハリネズミのトゲトゲみたいな部分)を残すのが少し難しくらいで、ボディの作り方に関しては次に挙げるシケーダとほとんど変わらない。
目・耳は不要だと思うんだけど、釣り人から見て「これは釣れそう」と思わせる心理的効果ってけっこう重要ですからね。

似たようなマウスパターンを実釣で使ってる動画も見たんだけど、水面をぽちゃぽちゃ泳ぐようにリトリーブするといいらしい。
釣りキチ三平の『イトウ編』でネズミ特大ルアーでメーターオーバーを釣るエピソードがあったけど、このフライでイトウが釣れるかも!?
ちなみにわかりやすくするためなのか日本では一般的に『マウスパターン』と呼ばれてるけど、英語圏では『マイスパターン(mice pattern)』と表記されている場合もある(これ豆なw)。
※ mouse→単数形、mice→複数形

シケーダ cicada

去年はこのシケーダパターンでいい思いをさせてもらったな〜。
【2019年8月・第2週】お盆の尻別川釣行2日目 大雨のあとに出た大アメマス!

5月、ハルゼミの時季になると支笏湖で絶大な効果があるということなんだけど、実を言うと俺は支笏湖で使ったことはないw
ただ「いつか使う機会があるかも」ということでドライフライのフライボックスに2〜3個は常駐させている。
小さいドライフライや8番くらいの大きめのエルクヘアカディスに反応がないときに使ってみると思わぬ釣果が得られるかも。

タイイングは一見難しそうだけど、2〜3個失敗すればコツが掴めますw
ハルゼミのシーズンや夏の渓流で効果的なシケーダ(セミ)



フライラインのループ溶着

フライラインのループってけっこう痛みますね〜。
シューティングヘッドを使った釣りだとループ・トゥ・ループで接続することがほとんどなので、使用するヘッドによっては1シーズンで亀裂が入ったり、溶着部分が剥がれてきたりします。

Youtubeで熱収縮パイプと半田ごてを使ってフライラインのループ溶着方法が出てまして、いつもこの方法でリペアしています。
焦げちゃうとその部分が硬くなってしまうんだけど、まあ自分で使うからいいかw
この方法で溶着をやったことがない方がいたら、不要になったフライラインで練習してからやるといいですよ。

イントルーダー intruder

イントルーダーは巻いてて面白いんですよね〜。
タイイングの工程が多いのでフライ1つあたり20〜30分くらいかかるんだけど、今の状況のように時間がたっぷりある時だといい暇つぶしになりますw

小さい方はチェーンボールのアイとその付け根にレッドワイヤを6巻くらい、大きい方はタングステンのダンベルアイを付けて、フックアイ側から沈むようにしてます。
イントルーダーは増水時や水色が悪いときに効果的かなと思いますね。

ベイトフィッシュパターンのストリーマー batefish streamer

がまかつのB10S #2に巻いたこの3種類は『イトウ狙い』のベイトフィッシュバターン。
タイイングは簡単で見た目も貧弱、「こんなので釣れるのかよw」と思いながら使ってみたが、実際に魚からの反応が明確にあったフライ。

㊤ 去年10月、天塩川でイトウ狙いに使った際に少し答えがあったフライをマツーカ風にした改良版。
結局イトウは釣れなかったものの○○が釣れたので、フライの出来としては悪くないと思う。
このときは9ft#8のシングルハンドロッドを使ったのだが、フルシンクのタイプ2のショートピッチのリトリーブで反応が良かった。

㊥ 去年6月初旬に猿払川で使用したもフライの改良版。
これのベースになったフライは、マルトのサーモンフック#6(ファインワイヤ)に巻いたもの。
2019年6月、初めて行った猿払川でイトウをかけることができたのだが、とっさのことでろくにアワせることもできず、ジャンプ4発でバレてしまった。
ランディングに至らなかったのでブログ記事にはしなかったものの、あれはなかなかのサイズだったな…。
猿払川のような「かかればイトウ」のような河川では「サーモンフック#6はあまりにも小さすぎた」というは反省からフックサイズをデカくしてみた。

㊦は試作フライ。
実釣で使ったことがないのでなんとも言えないけど、俺的には「釣れそう」な感じがする。
海アメにも良さそうかな。

ステイホーム…で、でも…///

新型コロナウイルス蔓延による全国規模の緊急事態宣言はGW明けまでということですが、5月7日以降もこのまま継続しそうな感じもしますね〜。
5月末と6月の毎週金曜日はすでに有給休暇申請済みなので、なんとか収束へ向かってくれるといいのですが、そう甘くはないでしょう。

俺はステイホームが基本ですが、どうしても釣りに行きたくなったら遠征はせずに札幌市内の河川でロッドでも振ろうかな。
市外の釣り場でも直行直帰なら影響ないとは思うけど、行った先の地元の方々が嫌がるでしょうからね〜。

6月になれば豊平川の水量も安定するし、真面目に攻めてみたらけっこう面白いと思うな。
豊平川はヤマメ、ニジマス、アメマス、ウグイが釣れるし、それに人知れずイトウも放流されているらしいですからね。

ではでは、次回はいつかな〜?

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