フライフィッシング

【2020年10月】秋の利別川・十勝川でポイント探索

十勝川上流の渓相

2020年10月9日・午前の部 利別川

この日の早朝、重大な任務遂行のため中札内へ向かう。
行って帰るだけでは芸がないので、当然釣具一式は積んであるw

午前4時半、中札内に到着。
無事任務を完了し釣り場の選定へ。
このまま札内川を攻める手もあったが利別川が気になっていたので早々に大移動。

十勝平野の夜明け

これまで何度か利別川に来ているが「来た甲斐があったな」と思わせるような魚には残念ながら出会っていないw
しかしニジマスの魚影の濃い川なので数打てば大物が釣れる可能性はある。
午前7時ころ、利別川のとあるポイントに到着。
今回初めての攻めるポイントだが雰囲気は良さそうだ。
天気はいいが気温差のせいか河原は朝もやが立ち込めている。
「一発出そうだwww」

朝靄が立ち込める利別川

LOOPの旧Evotec 12ft #8のダブルハンドロッドにスカジットヘッド、タイプ2のティップ、コーンヘッドのチューブフライを付けて実釣開始。

コーンヘッドのフライ

時間的に活性が良かったのか、10分ほどで30cmくらいのニジマスがかかる。
「おお、調子いいぞww」

30cmくらいのニジマス

フライをスイングさせると、退屈しない程度にポツラ、ポツラとニジマスが釣れるがデカイのは掛からない。

魚はいるようなので新作フライをいくつか試してみる。
ボールチェーンでアイを作ったイントルーダーでも同じくらいのニジマスがヒット。

イントルーダー系のフライ

「フライのテストは魚が釣れる川でやらないとなw」
今回の釣行は前もってすべてのフックのカエシを潰してバーブレスにしていたので2~3匹バラしてしまったが、まあいいだろうw
(これがのちの悲劇を招くことになるとは、この時知る由もなかった)

午前9時を過ぎたところでアタリがパタリと止まったが、良さそうなポイントが続いていたので午前10時半まで釣り下っていく。

なかなか大物が出ない利別川

これより下流側のポイントも気になったが、車までの戻り時間のことを考えてここで引き返す。
第1ラウンド終了。

2020年10月9日・午後の部 十勝川

今日は本当に気持ちのいい天気!
十勝の紅葉もきれいに違いない。
ということで利別川から十勝川上流までドライブついでに車を走らせる。

紅葉が始まりだした十勝川上流

十勝ダムよりさらに上流まで行くと時間は14時半、時間的に2時間くらい釣りができそうだ。
川幅的に9ft #5のシングルハンドでも長すぎる感じがしたが、これより短いロッドを持ってきていないので仕方ないw
リード、ドロッパーにニンフをつけて流すとすぐにアタリが出る。

20cmちょいのニジマス

30cmくらいのニジマス

魚が溜まっていたようでちょっとした落ち込みから25cmに満たない小ニジマスが4匹釣れる。

ホウライマスかな?

中には斑点のないニジマスも(これがホウライマスですかね?)。

十勝川上流の渓相

ヒグマ的なことを考えて16時半に釣り終了。
上流域はロケーションは最高だけど、大物釣りという目的においてはあまり来る価値がないかな。
たまにデカイのが釣れる、って話を聞きますけどね。



2020年10月10日 十勝川

十勝川での2日目は中流域でポイント探索。
午前5時半、空気はひんやりとし肌寒いもののすでに目が利く明るさになっている。
LOOPの旧EVOTEC12ft #8にスカジットヘッド、タイプ4のティップ、リーダーはなしでティペット0Xを直で1m、これにダンベルアイ付きのイントルーダーをセット。
重くて大きなフライには今のところこのラインシステムがしっくり来ている感じ。

実を言うと十勝川の流れが太くなった本流でダブルハンドロッドを振るのは今回が初めて。
あまり期待もせずキャスティング練習程度と思いながら実釣開始。

ダンベルアイのイントルーダー

ダブルスペイで対岸にキャストしてスイング。1キャストごとに1mくらいずつ釣り下っていく。
十勝川本流はいつも濁っている印象だったが、この日の水はとてもクリア。
これが本来の十勝川なのかもしれないなw

クリアな水色

釣り開始から20分後だろうか、フライをスイングさせリトリーブを開始しようとした矢先、いきなり強烈なアタリ!
「えっ!!マジで!?」
ゴン!ゴン!ゴン!
ロッドに伝わってくる首振りは明らかに超大物の手応え!
「これはでけえ!!」

リールファイトに入ろうと腰を落とし戦闘対戦に入った瞬間、ラインからテンションが抜ける。
「うわあああああ、デカかったぁ~~!」
油断しすぎでアワセを入れてなかったのが原因か、バーブレスフック化したのが原因か…まあどっちもなんだろうが、本当に不覚だった…残念!

大物が出そうな雰囲気が漂う十勝川

このバラシのあと、1時間ほど粘ってみたが魚からの反応はゼロ…。
仕切り直しで再度ポイント探索へ。

いくつかポイントを見て回るうちに年配のエサ釣り師さんに出会う。
十勝川の状況を聞いてみると寒さで一気に水温が下がり魚の食い気が落ちている、とのことだった。

昼休憩を挟んだあと、いくつかのポイントでロッドを振ったが魚の顔を拝むことがないまま納竿。
しかしポイント探索という点ではかなり有意義な一日となった。

食べられるかどうか不明なキノコw

2020年10月11日 十勝川

十勝川3日目は昨日のポイントより下流に入釣。
ラインシステムもフライもほぼ同じ、十勝川の夢の一発に思いを馳せながらじっくりと攻めていく。
曇り空で光量が少ないせいか水色は昨日よりもくすんで見えるが雰囲気は満点w

流速、水色ともに良し

流速もイントルーダーをスイングさせるにはちょうどいい感じだ。
…しかしフライを替えようが、ティップのシンクレートを替えようがアタリがない。
ポイント的には絶対に悪くない。
まあ時季が悪いんだろうw

時季がマッチすればデカイのが釣れそうな淵

2時間ほど釣り下がったところで下流側の対岸にフライマンを発見。
どうやらこちらと同じくダブルハンドロッドを振っているようだ。
邪魔をするのも野暮なので、ここでロッドをたたむ。
時間的にまだ勝負できそうだったが、3日間の釣行で疲れを感じたので帰路につく。
貧乏人の俺は札幌までの道のりは日勝峠経由なのでw

今回の釣行では十勝川中流域の数カ所で実釣し、期待度がかなり高いポイントを見るけることができた。
来年のいい時季、長めの連休をとってじっくり攻めてみましょうか。
初夏のウェットフライではいい釣りができそうな予感!
北海道のフライマンとして十勝川は攻略すべき河川ですからね!

次回の期待!!

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