フライフィッシング

【2020年9月】道北を釣り旅行

2020年9月のシルバーウィークは18日に有給を取得したおかげで5連休。
まずはまだ見ぬ道北のイトウを求めオロロンラインルートで猿払川を目指す。
そしてこれが珍道中の幕開けであった…w

2020年9月18日 釣行1日目 ボウズ

午前5時前に猿払川河口に到着。
この日の早朝は風がほとんどない。
絶好のフライフィッシング日和かと思ったのだが、春にあれほどいた釣り人の姿はない。
新型コロナの影響もあるのだろうが、そもそもまだ秋のイトウシーズンではないのだろう。

誰もいない猿払川

ほぼ貸切状態の猿払川、誰もいないだけにどこがポイントかもわからないw
とりあえず前回来たときに目星をつけていたポイントへ立ち込み実釣開始。
対岸付近でイトウと思われる魚のライズがあったが、ライズはその1回きり。
5~6月のような活性のいい時季になるとイトウもあっちでボコッ、こっちでボコッとライズするのだが…。

風もない穏やかな猿払川

2時間ほどでこのポイントを離れ、上流・下流と点々とポイントを移していくがアタリなし。
期待していた夕マズメもイトウにフラれ戦意が低下していく。
「まだ4日もある…明日に期待だな」

猿払村の道の駅で晩ごはん&入浴を済ます。

さるふつ憩いの湯
ホテルさるふつのホタテ定食

「明日はどこに行こうか…」
車の中で釣り場や天気などをチェックすると、明日の猿払川は大雨の予報…。

「…天塩川だなw」

2020年9月19日 釣行2日目 ほぼボウズ

夜のうちに峠を越え、中川町の道の駅で車中泊。
夜半すぎ雨音で目を覚ます。
結構な土砂降りだったが天塩川は減水気味だったのでちょうどいいだろうw

午前5時、天塩川のとあるポイントに到着。
雨の影響はほとんどなく、水色はうすい笹濁り。
LOOPの旧EVOTEC 15ft #10にフローティングのスカジットヘッド、タイプ6くらいのシンキングティップを装着してフライをスイングさせていく。
1キャストごとに1mくらいずつ下がり、フライやティップを替えたりしながらながら釣り続けるがアタリなし。

「こんなにイトウって釣れないもんなのか?そもそも釣り方が間違ってる気がしてきたw」

2時間ほど釣り下がり、方法を変えていまの区間をもう一度流そうか考えてたとき、急に風が吹き出し土砂降りの雨に。
「撤収~~~!」

雨風を多少でもしのげるポイントを探しながら天塩川を遡るかたちで国道40号を南下していく。
しかしこれが悪かった。
まるで雨雲が追ってくるかのごとく行く先々で雨w
名寄に入ったあたりでやっと雨雲の追手から逃れられた。
時間はすでに13時過ぎ、竿を出すには微妙な時間だったので下見して回る。

天塩川の支流・名寄川
名寄川も良さそう

15時ころ士別あたりでちょっとだけ竿を出すとロリっ子ヤマメが1匹だけ釣れるww
「イトウを釣りに来たはずなのにwwwwww」

天塩川のロリっ子ヤマメ

このロリヤマメで俺の中で何かが崩れる…。
「あー、もうドライブだな、これはwww」



2020年9月20日 釣行3日目 釣果あり

3日目の朝、俺は石狩川にいたwww
「え?馬鹿なの?」、これを読んでくださる方の中にはそう思われる方もいるかもいらっしゃるかもしれません。
俺もそう思いますww
前日に釣れたヤマメちゃんのおかげでスイッチがイトウモードから「ドライブ&釣り」モードに切り替わっていたw

石狩川上流域

でもこの大移動が意外と正解で石狩川上流部は天気が良く、水も澄んでいる。
ドライフライで魚が出そうな感じだったが、なぜかドライへの反応は悪くニンフを流してやっと30ちょいのニジマスが釣れた。
この1匹がなんと嬉しいことかww
「ありがとう!ありがとう!」

石狩川上流で釣れた30cmちょいのニジマス

このあとすぐ同サイズのニジマスが釣れてくれる。

同サイズのニジマス

午前10時ころ、アタリがなくなったのでポイント移動。
近くの支流で昨日よりちょっとだけ大きいヤマメが釣れる。

石狩川支流のヤマメちゃん

そしてこの小ヤマメで石狩川釣りモードが切れるw
「この時季の空知ってどうなんだろう?天気もいいし、ドライブついでに行ってみるか~w」

しかしこれが悪かった…(今回はこんなのばっかw)
旭川を抜けたあたりから空が暗くなり、美瑛の手前でまたも大雨w
それでもせっかく来たのだからこのあたりの川を結構丁寧に見て回る。

美瑛を流れる川はまだ雨による濁りはあまりなく、いつものように青みがかった流れのまま。
美瑛を流れる川

雨の中、川に立ち込んでるルアーマンが数名いたところを見ると、きっと「釣れる川」なんだろう。

さらにドライブは続き、16時ころ富良野に到着。
夕方のワンチャンス、どこでやろうか迷ったが初めての区間だったので川岸に車をつけられる超楽なポイントに入るw

12ftのダブルハンドにスカジットヘッド、インタミのティップ、これにサーモンフックに巻いたオリジナルフライで釣り下っていく。
雨の影響で多少濁りはあったが、感じとしては悪くない。
緩い流れが狭まり、ガンガン瀬のポイントでアタリが出始める。

富良野を流れる川

10回ほどフライを流すとやっとフライを食ってくれた。
「やっとキタ!ーwww」

釣れたのは34cmくらいのニジマス。
「おー、この川にもまあまあサイズのニジマスいるんだな~」
オリジナルフライで釣れた34cmのニジマス

このあと目が利かなくなる時間まで粘り、何度かアタリがあったもののヒットには至らず。
移動で疲れたのでイブニングタイムはやらずに撤収。

ひとっ風呂浴びようとスマホでお手頃価格の日帰り温泉を探すと『ハイランドふらの』というホテルが見つかった。

ハイランドふらのの温泉はなかなか良い

富良野の街中から少し遠いけど、なかなかいい温泉でした。
富良野は観光の街なので日帰り入浴が軒並み高いのだが、ここは割引チケットを使って日帰り入浴450円だったかな?
けっこうオススメです!

入浴後、ラーメンを食べながらGoogleMapでこの川を調べる。
「ニジマスが釣れたし、明日もこの川でやってみるか」

2020年9月21日 釣行4日目 釣果あり

夜のうちにポイント近くまで移動してこの日も車中泊。
午前4時半から釣りを開始し、1時間ほどかけて本命と思っていたポイントへ釣り下がっていくと、その本命場所に釣り人の姿が見えた。
「あー、やっぱり釣れるんだなw」
あまり人気のない川なのかな、と甘く見ていたのが良くなかった。
いちおう人気河川のようなので、こういうときは真っ先に自分が入りたいポイントに入るべきですね~、反省…。

このあと2箇所で竿を出してみたがウグイが1匹釣れただけ。
このままこの川で粘る手もあったのだが、心はすでに「釣れないモード」に入っていたw

「明日は荒れる予報だし帰るかw」

富良野から道道135号→国道452を通って札幌へ向かう。
帰り道の道中、夕張を流れる川を見るといつもほど濁りはない。

「最後にちょっとだけ流してみるか~」

12ftにスカジットヘッド、インタミのティップ、10番くらいのウェットフラを2個つけて流していくとすぐにニジマスが釣れる。

夕張で釣れた25cmくらいのニジマス

30分ほどで今回の釣行で一番の魚が掛かったが2回目のライズでフックが外れてしまう。
40cmちょいくらいの中型のニジマスだったがもったいなかったなぁw

天気は最高、釣果は微妙

この1匹をあとに2時間ほど小物釣りを楽しませてもらいました…w

今年の秋のイトウ釣りも失敗に終わったなぁ。
去年は10月に天塩川に行って鮭の遡上で失敗したから、9月はどうかと思ったのだが…。
秋にイトウを狙うのであれば11月ですかねぇ?

イトウ狙いはまた来年頑張りましょう!!

…はぁ~…釣れねえ…w

最後に…道道732号に注意!

Google Mapで札幌から猿払川河口までの道のりをルート検索するといくつかヒットする。
ウチからの時間的な最短ルートだと石狩に入り、オロロンラインをひたすら北上→天塩町に入り→幌延→豊富→猿払、という道順なのだが、地方のルート選びは慎重に行いましょう…。
Google Mapのナビを当てにしすぎるのはかなり危険です!!!ww

Google Mapのナビは基本的に最短ルートを検索するので、このルートをそのまま走ると豊富~猿払をショートカットする道道732号を通ることになる。
あとから知ったのだけれど、この道道732号は悪名高きルートで車1台分の幅しかない砂利道が約16kmほど続きますww
冬期は当然通行止め、夏でも大雨が降れば通行止めになるという悪路。
この道を真夜中に走らされた時はマジでGoogleを恨みました。

「クソGoogle Mapがああ!」

普通の天気でも夜にこの道を通るとエゾシカの群れが我が家のごとくくつろいでいるのでスピードも出せない。
ついでながら言うとヒグマの巣でもあるので、万が一車が故障したら…。

もしGoogleMapでルート検索した際に豊富~猿払ルートで道道732号がヒットしたときはルート変更して、そのまま道道84号を浜頓別方向に走りましょう。
時間にして20分ほど遠回りですが安全です。
いいですか、決して道道732号は通ってはいけません!

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