フライフィッシング

【2020年・6月第4週】雨の尻別川に夏の訪れ

2020年6月27日 尻別川

尻別川流域は天気予報通り午前3時ころから雨。
午前4時、とあるポイントに到着したのだが結構な雨、そしてときどき雷…。
しばらく車内で待機して雨脚が弱まるのを待つ。
念のため尻別川のテレメーターを確認すると上流側の水位はそれほど上がっていないのでしばらくは釣りができるだろう。

午前5時、雨が小降りになったので川へ降りて行く。
雨の影響は少しはあったが水かさはあまり増えていない。
むしろちょうどいいささ濁りになっている。

11ft5番のスイッチロッドにアトランティックサーモンショートのインタミ、マーチブラウンとノーネームの黒っぽいフライを結ぶ。
魚はすでに目を覚ましているようで開始10分ほどですぐにアタリが出る。

何度かフライをドリフトさせているとゴンゴンとしたアタリとともにリールが逆転した。
ロッドを横にあおって合わせると流心付近で魚がジャンプした。

最初の1匹は32cm弱のニジマス。

このポイントでのレギュラーサイズだが、とりあえず中型ニジマスが釣れてくれた。
時合だったのか魚の食いが立っていたようでパタパタと釣れてくれるのだが、だんだんとサイズが小さくなっていくw

20〜30cmくらいのニジマスが5,6匹釣れたのだが、午前6時半ころから雨脚が強くなり土砂降りとなる。
こうなることを予想して透湿防水のレインジャケットを羽織ってきたのだが、なんということでしょう、水が染みてきているではありませんかww
使い始めてから4年も経っていたので経年劣化していたのだろう。

幸いなことに30分ほどで小雨に戻るが、釣りを始めたときよりも明らかに水量が増えている。
その影響なのかわからないが、このあとフライを替えてもティップのシンクレートを変えてもアタリがない。

全身びしょ濡れで心が折れかかっていたが「この状況を耐えれば一発出る」と言い聞かせながらキャスティングを続ける。
しばらくしてプルプルッとした小さなアタリがロッドに伝わってくる。

ヤマメ「(;・∀・)コ、コンニチハ!!」
夏の訪れを告げる新子ヤマメに「来たかwww」と言葉が漏れてしまうw
この1匹に拍子抜けしてしまい、心が完全に折れるww

午前8時、この釣り場を離れ、いくつかポイントを見て回る。
コンビニの駐車場で昼ごはんを食べて小休止しているうちに小雨になり、少し条件が良くなりかけていたが、珍しく完全に釣りをする気が失せてしまった。
「…帰るか!」
まぁ、こんな日もあるわなw



2020年6月を振り返る…

中山峠ルートで札幌に向かいながらここ数週間の釣行について一人反省会。
去年の6月は尻別川に通い続けて予想を遥かに上回る好釣果を得たが、今年は「俺の中で”一番アツい日”」に道北遠征に挑戦したのが失敗だったなぁw
いやいや挑戦したのは失敗じゃない、フライフィッシングでのイトウ狙いを甘く考えていたのが失敗だったね。
イトウのポイントはもちろん、フライパターンとか流し方とか知らなかったことが多すぎた。

あと俺の場合、どの釣り場でもそうなんだけど「パッと行って一発ドーン!」ってことはほぼ皆無w
新型コロナによる緊急事態宣言で5月いっぱいまで釣りを自粛していたのだけれど、その反動で冒険しすぎたね。
そもそも知りもしない川を1日で回るってのがダメだろw
欲張って「あの川も、この川も」ってな感じで釣り場を変えすぎw

1つの河川を2日3日続けて攻め続ける、って感じでじっくりやってかないとポイントを覚えられませんね。
まぁ長い釣り人生だ。
試行錯誤しながら楽しんでいこう。

あれこれ考えながら運転しているといつの間にか札幌市内に。
尻別川は近くていいですね〜。
帰り道がてらテムズに寄ってみると注文していたラインがちょうど入荷されていた。

RIOのスカジット『ゲームチェンジャー』とSAの『ディープウォーターエクスプレス』、どちらも深場を攻めるためのヘッド。
天塩川下流域攻略のために買ってみたのだが、どうでしょうかねぇ?
「勝つる!これで勝つる!www」
だってゲームチェンジャーだもの、釣れないこの状況を打破してくれるに違いない!

とは言っても9月半ばを過ぎないと実釣での出番はなさそう。
それまでに何度かこのヘッドでラインシステムを組んでキャスティング練習しないとな〜。

あー、デカイ魚を釣りたい…。

次回に期待!

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