フライフィッシング

【2020年・5月最終週】道北釣行(猿払川・天塩川)、イトウ狙いでボウズ

やっと全国規模の緊急事態宣言も解除されました。
ステイホームが推奨されたこの約2ヶ月間で季節は移ろい、札幌では桜が咲いては散り、ライラック開花もピークを過ぎました。

今年の4〜5月、支笏湖ではいい釣りができていたようですね〜。
聞くところによると70cm超えのニジマスや1m近いブラウンも釣れたとか…。
新型コロナの大流行さえなければ、支笏湖でまともな魚を釣ったことがないこの俺にもチャンスはあったかもしれませんね。まあ来年に期待!

当初、有給休暇を絡めた5月28日〜6月1日の5連休で九州旅行に行く予定だったのでだけれど、それが新型コロナの影響でキャンセルになりどうしようかと考えていた…。
「釣りに行きたい…猿払川、天塩川はきっとちょうどいい時季だな…」
すでに思考は釣りモードw
そこでタイミングよく緊急事態宣言が解除されたものだからこの5連休を有効活用しない手はありませんw

春の道北釣行1日目 猿払川

いきなりネタバレしておきますが、今回もイトウに関してはボウズですw

5月28日午前4時過ぎ、猿払川左岸の駐車場に到着。
すでに川に立ち込みロッドを振っている釣り人が数名。

まずはシングルハンドロッド9ft#8で様子見。
シューティングヘッドはアトランティックサーモンショートのインタミや1/2、ランニングラインはナイロン8号、リーダーはフロロカーボンの4号を1.5m、これにストリーマーをセット。

実は去年の6月半ばころ、初めて猿払川に訪れたのだけれど、たくさん釣り人がいたためダブルハンドロッドを気兼ねなく振れる場所がなかった。
そのときはシングルハンドロッドとラインバスケットを用意してなかったがためにいろいろと不便な思いをしましたね(遠い目…)。

もしこれから初めて猿払川でフライフィッシングをやりたいという方がこれを読んでましたら、高番手のシングルハンドロッドとラインバスケットは忘れずにw

股下くらいのところまで立ち込み、少しずつ立ち位置を変えながらキャスティングを続けるがアタリなし。
対岸に3人ほどダブルハンドロッドを振っていたフライマンがいたが、こちらと同じく魚が釣れている様子がない。
前回はかなりの頻度でイトウのライズがあったけど今日はとても静か…。

午前9時ころまで続けたが一向にアタリはなく、風が強くなったので一旦ここで中断。

午後になっても風の勢いは収まらないので背中に風を受けるようなポイントを探す。
その時ちょうど遠目ではあったがイトウと思わしき魚をリリースしているルアーマンを発見w
「イトウいるじゃんw」
魚がいることがわかり強風のせいで下降していていたモチベーションが多少上がる。

しかしこのあと午後5時までロッドを振り続けるがアタリなし。
夕マヅメのいい時間帯だったけどさらに風が強くなり、心が折れてしまったので納竿。
「猿払のイトウ…なかなか釣れてくれないなw」
片付けの最中、ルアーマンが上がってきたので話しかけてみると幸いにも気さくな方で猿払のイトウについて色々と教えてくれました。
猿払川2回目の自分にとって参考になることばかりで次の釣行に活かせそうです。
イケてるルアーマン様、ありがとうございました!

余談だけど、猿払川下流は汽水域のため満潮に合わせて海水が逆流して上がってきます。
釣りを終えたあとに使用したフライやタックルを水で洗わないとすぐに錆びてしまうので注意しましょう。

明日も猿払川でやろうかなとも考えたが、天塩川のイトウの状況も知りたい…。
夜のうちに峠を越えて中川町へ向かう。

春の道北釣行2日目 天塩川

道北釣行2日目は天塩川。
午前5時、中川町からスタート。
目標としていたポイントに向かうもすでに車が止まっていたので断念。
前に天塩川に来たときに釣り人を見かけたポイントに入ってみることにした。
シングルハンドロッド9ft#8で30分ほど浅場を探ってみてみるが反応なし。
ダブルハンドロッド15ft#10にチェンジしてイントルーダーをスイングさせてみるがこれも反応なし。

キャスティングを続けながらあたりの様子を探っていると対岸でライズを発見。
結構な頻度でライズがあることから、きっと時季的にサクラマスなんだろうな。
それでも魚がいることを確認できてやる気が湧いてくるw

しかしこのあと気温上昇とともに風が強くなってくる。
「休みはまだある。一旦竿をたたんで下見だ〜!」

エゾハルゼミが鳴き始めたので支流でドライフライを試してみるが反応なし。
まあ釣れんわなw

午後2時、気になっていたポイントに行ってみると帰り支度をしていたフライマンと出会った。
天塩川のイトウを専門で狙っている方で、実際に何度もフライでイトウを釣っていると話してくれた。
イトウ狙いの云々をいろいろと伝授してもらう。
わたくしめ、この御方を『イトウ釣りの師匠』と呼ばせていただきます。
ご教示ありがとうございます、師匠!

話しの中で
俺「天塩川のイトウ、なかなか釣れないんですよね〜」
イトウ師匠「通っていれば必ず釣れますよ」
というとても心強い言葉をいただき、俄然とやる気が湧いてくる。

釣り場に入り状況を見ながらロッドやラインのシンクレート、フライやフライの流し方をあれこれ試行錯誤する。
午後3時半ころ、フライをリトリーブする手に強烈なあたり!
「!?、イトウきたーっ!?」
しかしギャンギャンと走る魚、これ…イトウなのか?
慎重にやり取りをしながら一瞬見えた魚体は…あやねる(隠語)!
イトウではなかったものの天塩川で初めて釣れたまともな魚に歓喜!
「佐倉さんひくわーw」

水面から出さないようにしながら針を外してすぐにリリース。
「親分を連れてこいよ〜!」

午後5時、「夕マヅメのこれから」というときに強風になってしまったので今日はここで終了。



春の道北釣行3日目 天塩川

5月30日、道北釣行3日目はちょっとしたトラブルがあり、また中川町からスタート。
午前4時、朝からいい天気でいまのところ風は穏やか。

午前5時、去年の秋に1度竿を出したことがあるポイントに到着。
ロッドは前日に使ってコツを掴み始めた18ft#13。
これにスカンジ系ライン42gのインターミディエイトのヘッド、ナイロン8号のランニングライン、これにゾンカーを結んで実釣開始。
…とはいってもこのダブルハンドロッド、「長い・重い」の剛ロッドでまだしっかりと振れていない。

天塩川まできて実釣を兼ねた練習…w
でも天塩川で使うために買ったロッドだ。むしろ天塩川で練習できて本望!
ロッドを振る速度、ロッドを止める角度、Dループの形状などいろいろ確認しながら2時間ほどやっているとだいぶコツが掴めてきた。
左手上手(うわて)のシングルスペイ、右手上手のダブルスペイ、スネークロールがある程度できるようになってきた。
ロングロッドはアンダーハンドキャスティングのように下手(しもて)で引くんじゃなく、上手(うわて)をロッドを押すようにしたほうが飛ぶなぁ。
というか18ftもあるロングロッドで42gのヘッドをアンダーハンドキャスティングで飛ばすのはテコの原理と筋力的に無理だろw

午前8時半、また強風に変わったのでこのポイントに見切りをつける。
この時季の天塩川は風がつきものなんですかねぇ…。

このあとは午後の部まで下見。
釣れるかどうかはわからないけど、雰囲気のある場所をいつくか見つけることができた。

見たかったポイントをひと通りめぐり、午後4時から午後6時まで音威子府でロッドを振るもアタリなし。
天塩川は雄大すぎてポイントがホントわかりませんね〜。
まぁ、いつかアタリが引けると思いますが…。

このあと天塩川温泉で3日分の汗を流す。ここは入浴料400円と良心的で何度も利用させてもらってます。
6月いっぱいまでは新型コロナ対策のため食事はできないようですが、7月からは再開とのことです。

温泉に浸かりながらこの3日間を振り返る…。
脳内反省会の末、「いまの俺では無理だなw」という結論に達する。
「よし、帰るか!」

ほんとポイントもタックルもフライパターンもなんにも知らなかった道北のイトウ釣りだったが、だんだんとわかりかけてきた感じがする。
「次のイトウ狙いはきっと釣れるに違いない!」
そう思いながら帰路につくのであった…

じ、次回に期待!!

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