フライフィッシング

【2020年・3月第4週】初春の尻別川偵察、されど釣果なしw

春分の日が過ぎ、だんだんと日の出が早くなってきましたね~。
去年の同時季、俺的には釣果がなかった尻別川。
しかし暖かくなってくると「もしかしたら今年は…」とかすかな期待が膨らんでくる。
夜な夜な巻いていたフライも早く試してみたいところ。
そろそろ釣りを始めましょうか~!

2020年3月22日 尻別川流域

蘭越の天気予報を見ると晴れのち曇り、風も強くないということなので、今回は尻別川の様子を見るついでに海アメ狙いに行ってみます。
今年は例年よりも雪解けが早く、毛無峠ルートも路面がほぼ乾いていたのでスイスイ。
新型コロナ大流行のせいで悶々とした日々ですが、釣り場へ向かうと気分も良くなってきますね!

おは羊蹄山!

尻別川中流域

余裕持って車を走らせたので、いくつかの橋の上から尻別川の様子を撮影してきました。

昆布市街地の橋(湯山別橋)

このあたりは発電用取水のため、夏になると減水して渇水気味になるのだけれど、今日は雪解け水の影響か水量は多い。
橋の上から見る限りでは意外にも水色は悪くなく、ウェットフライをしっかりと沈めたら一発出そうないい雰囲気。

<湯山別橋 上流側>

<湯山別橋 下流側>

尻別川テレメータ 昆布:37.52m

尻別川下流域

蘭越市街地 豊国橋

蘭越市街地付近の尻別川。
この流域はずっと護岸工事が続いているが、橋の上流側はそろそろ終わりなのかな。
夏は有名な鮎釣りのポイントだけど、この護岸工事の影響はないんでしょうかね?
さすがに蘭越市街地付近まで下がってくると発電用放水もあり水量はぐっと増えていた。

<豊国橋 上流側>

<豊国橋 上流側>

尻別川テレメータ 蘭越:9.36m

蘭越 河口から2番目の橋(初田橋)

ここまで下がってくると尻別川もなかなかの大河。
宝橋より下流域は岸から深くなっているためフライフィッシングでのポイントはかなり少ない。
しかし春の芽吹き前なので川岸までのアプローチは簡単、遡上海アメ狙いのルアーマンにとっては攻める価値がありそう。

尻別川河口

尻別川河口 尻別岬

今日の第1目標、尻別川河口の尻別岬に到着。
予報では条件が良さそうだったのだが、思っていたよりもウネリがある…。
磯釣りならそれほど悪い条件ではないのだけれど、海フライ2回目の俺にとっては難易度が高いwww
しかも海フライ素人の分際で磯からやるとか馬鹿なの?ww
とりあえず18ft13番のダブルハンドロッドを継ぎ、ナイロン8号のランニングラインにインターミディエイトのシューティングヘッドをセット。
14ftのリーダーの先端にストリーマーをつけて実釣開始。

背中からの風のおかげで「オーバーヘッドキャスティング、うまくなった!?」と勘違いするほどすっ飛んでくれる。
自作のラインバスケットにぎこちない手付きでリトリーブしたラインを収めていく。

オーバーヘッドのコツも両手リトリーブにも慣れてきたかな、というときにウネリが強くなり、2度ほど波をかぶるw
時間はまだ午前8時半…、尻別川本流をやろう…。
「海アメ狙い、終了~~!撤収!」



再び、尻別川下流域

蘭越 宝橋

<宝橋 上流側>
真正面に羊蹄山が見えてますね~。とてもいい天気!

<宝橋 下流側>

尻別川テレメータ 名駒:2.26m

名駒の水位は低いときで1.4mほどだから80cmくらい増水してますね~。
河口から宝橋までの道中、いくつかのポイントでルアーマンの姿が見えました。
遡上海アメ狙いでしょうか。

尻別川の増水は『雪代』か?

第2ラウンドは下流域のとあるポイントで実釣再開。
ここは何度も来たことのあるポイントでちょっと期待をしていたのだけれど、この時季のフライフィッシングはそう甘くない。

フライパターンを変えてみたり、シューティングヘッドのシンクレートを変えたりしてみたが、答えなし。
時季的に早い、というのもあるんだろけど、そもそもなにかが間違ってる感がある。

このポイントに入ったときは濁っていた水色も2時間後には膝下まで立ち込んでも底が見えるくらいまで透明度が回復したが…。

同じ範囲を2回流してみたけど『ボウズ』、場所移動!

「今日の最後はどこでやろうかな~」と車を走らせていると絶景の羊蹄山がお目見え。
羊蹄山はホントに綺麗ですね~!羊蹄山マジ富士山!
/^o^\ヨウテイサーン!

ハッ、いかん。このままでは羊蹄山写真家になってしまう…釣りをしなければw

午後1時半、倶知安のとあるポイントに入る。
ここは下流域ほど水位は高くなく水の押しもそれほど強くないので腰まで立ち込める。

9ft7番のシングルハンドロッドにアトランティックサーモンショートのフローティングをセッティング。
1週間ほど前、自宅近くの公園で練習したシングルハンドロッドでのアンダーハンドキャスト、ダブルスペイキャストを試す。
最初のうちはバックキャストからフォワードキャストに移る際のホールが上手くいかなかったが、タイミングを掴んでくるといい感じでロッドに負荷をかけられフライまできれいにターンしてくれるようになった。
「よし、いいぞ」と思いながらロッドを振っていると、リフティングボートが1艇下ってきたw
「えぇ?この時期からもうリフティングってやってるのか~w」
実釣が練習に変わった瞬間であるw

この練習したおかげで右手でのアンダーハンドキャスト、ダブルスペイキャストがかなり上達したなwww
午後3時、太陽が雲に覆われると体感気温もぐっと下がったので納竿。
今日も安定のボウズ。


尻別川テレメータ 倶知安:167.25m

ポイントによって水量に大きな差があった尻別川。
これが本格的な雪代なのか、それとも数日前に降った雨の影響なのかは正直言って不明。
だけど3月に入ってからほぼ毎日チェックしている尻別川のテレメータを見る限り、まだ雪代ではないかな~。
水色も雪代の濁りではなかったし。
去年は4月半ばに大型の遡上アメマスが釣れたから、本格的に雪代が出るまではチャンスがありそう!

今シーズンも期待!

page
top