フライフィッシング

【2019年・11月第4週】初冬の尻別川で良型連発!ニジマス56cm、53cmがヒット!

2019年11月22日
2ヶ月以上前に申請した有給休暇を有効活用すべく、ボウズ連発にもめげずに尻別川に向かう。
先週は吹雪のため朝里の手前でUターン…。
今週末はしっかりと天気予報を確認、晴れマークが2つニッコリと並んでいるw
気温も水温も低いだろうけどいい釣りができそうだ。

いつもは朝里→毛無峠→赤井川というルートで尻別川に向かうのだが、朝里から毛無峠に入るショートカットの急坂(ローソンがあるところ)が冬期通行止めになっていた。
ショートカットを迂回して毛無峠に入るとブラックアイスバーンの連続。
他の車が走っていないのが理解できた。この時季の早朝の毛無峠はなかなか危険w
中山峠ルートのほうがなんぼか危険度は下がるだろうな。

とろとろと走っていくと倶知安に入る頃にはすっかり日が昇り、青空が晴れ渡っていた。
雪に覆われた羊蹄山が朝日に照らされてとてもキレイ!
「羊蹄山が見えると魚が釣れる」という俺的ジンクスが頭をよぎり期待度が高まってくる。

目標としていた釣り場に向かってみると、積雪のため車を止められる場所がなかなか見つけられない。
さすがは北海道屈指のスキーリゾート地w
冬場に釣り人が減る要因は寒さもあるんだろうけど、車を止められない、というのもあるんだろうな。

なんとか駐車スペースを見つけられたが、ここから釣り場まで歩くと30分くらいかかりそうだ。
積雪は15cmほどでそれほど深くはないのだけれど、やっぱり雪中行軍は体力を消耗する。
以前なら重いリュックを背負って岩場をトントンと跳ねるように進めたが、磯釣りの釣り会をやめてからは衰えたなぁw
緩やかではあるが明らかに足腰の筋力が低下している…筋トレを再開しないと…w

ニンフは粘って釣れるフライ

汗だくになりながら釣り場に到着。水の流れる音がワクワクさせてくれる。
タックルはツキ竿であるダブルハンドのカスタムロッド11ft5番、これにニンフ用とウェット用のリール2個。
まずは#10と#14のビーズヘッドニンフを2個付けて様子を探ってみる。

何度かニンフを流しているとラインが流れの中で止まった。
「根掛りかな?」と軽く竿先を上げるとグググッっと魚信を感じる。
あわててアワセを入れたが3秒ほどでバレてしまう。引き具合からしてそれほど大きい感じはしなかったがもったいない。
フックサイズが小さすぎたかな?#14を#12にサイズアップしてニンフィング再開。

40分ほどで一区間を流し終える。
「アタリがあったポイント、まだ魚がいるかもな」
なるべく音を立てないようにいま流してきた区間をゆっくりと遡る。

再度アタリがあったポイントに戻り、ウキタイプのインジケーターを付けて何度か流すと、すぐに反応が出た。
しっかりとアワせるとリールが逆転する。なかなか大物だ!
「これはバラせない」
慎重にリールファイトをしていたのだが20秒ほどで軽くなってしまった。
「うわー、いまのデカかった!」

「今日はもう出ないだろうなぁ」と思いつつ同じレーンを何度か流しているとインジケーターがスポンと消し込む!
「マジで!?」
同じ魚ではないと思うが引きは同じかそれ以上!
10分ほどのやり取りの末、ネットに収まったのは50cmを超える魚体。

53cmの太いニジマス(もう尾叉長で測るのはやめましたw)。
ビーズヘッドニンフがいい感じでフッキングしています。

ヒットフライは上でフックサイズは#12、細めのボディにビーズヘッド+パートリッジをハックリングしたもの。
ソフトハックルのビーズヘッド版、と言ったほうが早いなw
(ちなみに下はフックサイズ#8)

ビーズヘッドニンフは本当によく釣れるフライ(ソースは俺w)だな〜。
ニンフで良型を釣る一番のコツは前にもちょこっと書いたけど「根掛りするくらいに沈めること」。
もう1つ上げるとすれば「粘ること」かな。
ここぞというポイントで魚が出ないとき、ビーズヘッドニンフで粘り続けるといい思いができるかも?



マラブーリーチに大物がヒット!

この魚とのファイトでポイントが荒れてしまったと判断、次の区間に移動。
リールをウェット用に付け替え、これにアトランティックサーモンショート1/2をセッティング。

50オーバーのニジマスに気を良くしたので今日はあまり使ったことがないフライを試してみることにした。
リードフライにマラブーリーチ、ドロッパーにさっきの組み合わせのニンフを2個付ける。
針数が増えるとその分トラブルも増すのだけれど、アンダーハンドキャスティングがしっかりできるようになってからはトラブルはかなり減ったなぁ。

今日の魚の感じだと同じレーンをしつこくやったほうが良さそうなので、4回くらい投げてから1mほど下がっていく。
あまり動かないものだからつま先がかじかんで痛くなってきた。

キャスティングを繰り返すこと約1時間、ドリフトが終わりフライがスイングし始めたときに強烈なアタリ!
竿を立ててしっかりとアワセを入れるとリールが勢いよく逆転する。
「マジで?!さっきのよりもデカいぞ、コイツww」

魚は全然寄ってこないしジャンプもしない。
デカいアメマスかなと思ったが、一瞬浮いた魚体を見るとレッドバンドが確認できた。
「デカいニジマスだ!60あるかも!」

5分ほどリールファイトで魚の勢いをそいでいく。
ここから長期戦になるかと予想していたのだが、意外にもあっさりと魚のほうが諦めてくれた。

「よっしゃー!とったぁああ!」
ランディングネットから尻尾が大きくはみ出ている。

測ってみると56cmで見た目ほど長くなくなかったが尻別川のニジマスとしては大物に間違いない。
というか俺史上3番目にデカいニジマスだ。

そして尻別川で50オーバーの魚を1日で2匹も釣るのはこれが初めて。
先週釣りができなかった分を倍返しできた感じですねww
いやー、本当に嬉しい!

ヒットフライはリードに付けた#10のマラブーリーチ。
フライボックスにいつも入っていたけど出番がない2軍フライだったが、今後は出番が多くなりそうだw

この後アタリが全くなくなったので移動。
いくつかポイントを転々とするが行く先々でノーバイト。
しかし寒くなったおかげでイタドリやフキが枯れ、すごく雰囲気の良いポイントを見つけることができた。
ここは来年の春に使えるな〜。

11月下旬になり寒さが厳しくなってきたけど尻別川はもうワンチャンスある気がする。
これで納竿になる可能性は高いけど、天候さえ良ければ12月初旬くらいまでは行く価値があるかもね。

おまけ

車中泊して2日目の尻別川釣行はボウズ。
それでも越冬してきた白鳥の群れやいろんな野鳥を見ながら釣りができて楽しい時間を過ごせた。
尻別川は本当にいい川だなぁ。
羊蹄山大好きー!w

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