フライフィッシング

【2019年・10月第1〜2週】鮭の遡上に大苦戦…天塩川遠征でボウズ、尻別川でも微妙な釣果

更新が滞ってたここ数週間。
釣りに行ってなかった、というわけではなくただ単に大した釣果がなかっただけ。
鮭の遡上時期のフライフィッシングがこんなにも厳しいものになろうとは…。
読んで面白いものにならないだろうけど、今後の釣行の参考になると思うので残しておこう。

2019年10月4日(10月第1週) 天塩川

2019年10月4日、台風18号が近づきつつあり悪天候を予想していたが、多少雨がぱらつく程度で悪くない条件だった。
午前5時半、美深エリアのとあるポイントからスタート。天塩川での釣りはこの日で4回目なのだが、好ポイントをなかなか見つけられない。
GoogleMapを頼りに適当に見つけたポイントで「ニジマスでも釣れるといいな」と気楽に考えていたのだが、開始10分ほどで岸際で鮭を発見。
岸際で穴を掘り、今まさに産卵しようとしてるようだった。

このメスの鮭は産卵で体力を使い果たしたのか、近寄っても逃げようとしなかった。

「やっぱりいるんだな〜」と、しばらく産卵活動を見せてもらったあとにシンキングタイム…。
「ここに鮭がいるんだったら、ここより下流は当然いるよな…」
この時点で心の中では釣り終了モードw

しかし、なぜかこのあと上流に向かわずに下流域に車を走らせながら、ポイント探索へ移行するw

下見したいくつかのポイントで竿を出すも、ベストシーズンを逸しているためかアタリがない…。

何度か目にしているのだが、鹿って実は泳ぎがとても上手だ。
この2匹の鹿もこれから川渡りかな?

さらにこのあと幌延→豊富まで足を伸ばし、気になっていたポイントをひと通り下見。
このままでは本当にドライブで終わってしまいそうだったので、夕方にいい時間にもう一度だけ竿を出してみることにした。

天塩川本流と支流が合流するポイントに入ると…目に入ったのはまるで渦巻くように遡上待ちする鮭の群れだった。

テレビの映像などでは見たことがあったが、直にこんな光景を目のあたりにできるとは。
釣りをするのをやめて1時間ほど鮭の遡上を観察してしまった。
フライフィッシングにどっぷり浸かり、川に通う日々が続いた今年。
尻別川や湧別川、そしてここ天塩川で鮭や鱒の遡上を見ることができたが、自然の営みって素晴らしいものだとつくづく実感する。

翌日の天塩川は激濁り

翌日も天塩川で釣りをしようと車中泊したのだが、寝ている間に何度か強い雨音で目を覚まされる。
「んー、この雨だと濁るかな?」

10月5日、午前5時起床。天塩川の様子をうかがうと案の定、激濁り。

「この濁り、どこまで行ったらなくなるんだろうな?」と天塩川をさかのぼっていくと、士別市朝日の上あたりでやっと濁りが抜けていた。
ここより下は水田や畑に降った雨が泥水となって排水されているようだった。

更にさかのぼって天塩川岩尾内ダム下まで。
うーん、紅葉が始まってるなぁw

いちおう竿を出してみたものの、1時間ほどして下からルアーマンが上がってきたので撤収。
きっとこのルアーマンも濁りを嫌い、ここまでさかのぼってきたんだろうw

このあと岩尾内ダム上も考えたのだが、すでに心が折れていた。
まだ昼前だったが撤収。
「天塩川難しいなぁ〜、また来るZE!」



2019年10月6日(10月第1週) 尻別川

10月6日、天塩川釣行で疲れていたため、いつもよりちょっと遅めに札幌を出発。
午前6時、ポイントに到着。尻別川本流は雨の影響で濁っていると予想していたのでまずは支流から。

ここ最近、ウェットフライでいい釣果を得られていないのでこの日は最初からニンフ。
20分ほどニンフを流していると30ちょいのアメマスがかかる。
天塩川ではまともな魚が釣れず残念な釣行が続いているけど、勝手知ったる尻別川。
魚が釣れてくれますw

このあとも小型のニジマスがニンフにヒット。

しかし大物が出てこない…。
「デカいの、どこにいるんだべ…?」
2時間ほどでこのポイントに見切りをつけて尻別川本流へ。

尻別川本流は雨の影響少なく

ニセコエリアの尻別川へ向かうと、思っていたよりも水が綺麗で雨による影響はほとんどないようだった。
というかこの濁り具合から考えると前日も釣りができたんじゃないかな?
「最初から尻別川に来るんだったなwww」

入渓ポイントから30mほど下ったところで1匹のオス鮭を発見。
相手を求めてさまよっているのか同じ範囲を何度も回遊していた。
尻別川はダムが多いからなかなかペアリングできないのかな?

この範囲ではそこそこいい思いをしているので魚が出ると信じて攻め続けたが、3時間ほどやってもこのポイントからは魚の反応はなし。

帰りがてら、倶知安エリアで竿を出してみたが、ウェットフライ、ニンフを流してもヒットせず。
魚がいないのかフライがマッチしていないのか…。
何かが違うんだろうなぁ。

2019年10月13日(10月第2週) 尻別川

本州で猛威をふるい甚大な被害を与えた台風19号。
北海道は上陸を免れ、その影響はほとんどなかった。
10月13日、札幌を発ったときには雨が振っていたが、倶知安を抜けたあたりから雨は止んだ。

蘭越のとあるポントに入ると尻別川は水の透明度は高かった。空も青く澄み渡っている。
しかし本州では台風による大水害…少々複雑な気持ちになったが、いまはそれを考えるのをやめよう。

午前6時から9時までこのポイントで釣りをしたのだが、かかったのは40cmくらいのアメマスのみ。
しかし針がかりが甘かったのかランディング前にオートリリースしてしまい写真なし、残念!
ランディングには失敗したものの、試行錯誤しながら巻いたチューブフライにヒットしてくれたので収穫はあった感じがする。

このあといくつかのポイントで竿を出したが、そこでも鮭の魚影が。
ニジマスは美味しいイクラをたらふく食べているのかフライへの反応が悪いようだw

午後3時、秋もだいぶ深まりこの時間だと光量も弱まってくる。
しかしまだ1時間半ほどは釣りができる。

腰まで水に浸かりウェーディングをしているとつま先に冷たさを感じる。
釣り人にとってはつらい時季になりつつあるが、トラウト系には快適な時季になりつつある。
「秋の荒食いっていつからなんだろうなぁ」
そんなことを考えながらフライを流していると、やっとこの日最初で最後の魚がかかる。

釣れたのは15cmほどのヤマメちゃん!なんと優しい魚だろうw
おかげでボウズは免れましたw

水面に映る紅葉が綺麗です…。

午後4時半、この日の釣りが終了。
「あー、釣れねーなぁ…」

魚が釣れないと夕陽がいっそう寂しさを誘う…w

天塩川は置いといてい…尻別川でここ数週間、まともな魚が釣れていない。
鮭の遡上シーズンというのは当然あるのだが、たぶん何かが間違っているんだろうなぁ。
答えは通い続けないと見つからないだろう。
フライフィッシングって難しいなぁwww

じ、次回に期待…!!!!

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