フライフィッシング

【2019年・8月第2週】お盆の尻別川釣行1日目・夏の大雨で確変?

週末、台風8号から変わった低気圧は結構勢力があったようで、道内各地に大雨をもたらしたようだ。
その低気圧の影響で札幌も金曜日の深夜から雨が降り出していた。
「この雨、土曜日の尻別川はきっとダメだなぁ」ということで土曜日に予定していた釣行を日曜日に延期。

お盆釣行1日目 雨後の濁りが残る尻別川

2019年8月11日
自宅を出たときはまだ外は真っ暗。雨の影響かちょっと肌寒い感じがする。
コンビニで食料を調達し、車を走らせながら「どこで釣りをしようか」と考えていたときに、ふと忘れ物に気づく。
「…タモ忘れたwww」
タモ、いわゆるランディングネットを忘れるとは何たる不覚w
すでに毛無峠の途中まで来てしまっている。後戻りはできない。

「そうそう大物は釣れないんだから、釣れたときに考えようw」
このときは気楽に構えていたのだが、これがドラマの序曲になるとは…。

午前5時、尻別川に到着。橋の上から川の様子を見ると思ってた以上に濁っている。
「これ、本流は無理だろw」、ということで支流に変更。

支流のとあるポイントに入渓すると、本流ほどではないが濁りがあり水かさも少し上がっている。
「濁ってるけど、とりあえずドライだな」と白いディアヘアカディスを投げるが反応なし。
しばらくそのまま投げ続けたがアタリがない。
ならばとニンフを2個付けて流すと25cmくらいのニジマスがかかった。
水が濁っているときはやっぱりニンフが強い。
いつもこのサイズの魚でも写真を撮るのだが、ランディングネットがないせいでスマホを取り出してる間に逃げられてしまう。

このままニンフで釣り下がっていくと新子ヤマメが何匹か釣れたが良型は出てこない。
ドライフライに変更し、いくつかのパターンを試すも反応はするが食ってくれない。
「濁りで食いが渋いのかな?」
魚とのファイトでエキサイトすることなく、朝の一番いい時間はあっという間に過ぎてしまう。

「うーん、本流だな」

午前10時、本流のとあるポイントに到着。
尻別川本流に実際に立ち込んでみると「濁りで無理」というほどではなかった。
とはいっても膝まで立ち込むとウェーディングブーツが見えないくらい濁っていたがw

今日は久しぶりにテンリュウのスイッチロッド・エクスドライブ11ft#5を持ってきた。尻別川本流で62cmのアメマスを釣ったツキ竿だ。
ラインはアトランティックサーモンショートのインタミ、これにアレキサンドラとマドラーミノーを付けて釣り下がる。
「やっぱりダブルハンドのスペイは面白いなぁ」

先週はダブルハンドロッドを封印し、シングルハンドロッド縛りでやっていたのだが、シングルハンドロッドでの釣りの方が忙しいな。
シングルはフォルスキャストで背後の木や草に引っかかるしイライラするww(下手なだけだがw)
ベテランに言わせると「ダブルよりシングルの方が釣れるよ」とのことだが、きっとシングルハンドロッドのほうが手返しが多くなるからだろうな〜。

白波が立つような瀬を5分ほど流すとプルプルっとアタリが出始める。しかし魚が小さいのか食い切ってくれない。
アタリがあったレーンに流し続けるとやっと魚がヒット。
正体はダブルハンドロッドに似つかわしくない新子ヤマメw

このあとラインドレッシングを施しながらリールを巻いていると、いきなりラインが持っていかれるようなアタリ!
とっさのことに合わせることができずしライズ3回でバレてしまった。こんなこともあるんだなw
まあまあのニジマスだったようなので残念だがポイントの確認ができたので良しとしよう。
ポイント変更!もっと下流だ!



雨後で確変?アメマスフィーバー!

午前11時半、下流域のとあるポイントへ向かう。
ここは川幅が広いのでLOOPの旧EVOTEC15ft#10番の出番だ。
ある程度の川の濁りを予想していたが見てビックリ。
思わずつぶやいてしまった「カフェオレだろ…w」
濁流とまではいかないが、到底魚がいるとは思えないほど濁っている。

やめよかな、とも思ったがいま来た道を戻るのは忍びない。
なによりポイント変更するにしても濁りを避けるならかなり上流に戻るか支流に行かなくてはならない。
とりあえずやってみようと、前日にタイイングしたファンシーなウェットフライとシルバーマーチブランを付ける。

「こんな濁りの中、釣れるわけねえだろ」と思いつつ流芯めがけてキャスト、そしてリトリーブするといきなりゴンゴンゴンという手応え!
「マジで!?ww」
開始1投目で釣れたのは38cmほどのまあまあのアメマス。
水が濁っていたので黄色いウイングがいい感じでアピールしてくれたのかな。

「こんな濁りでも釣れるんだな」と釣りを再開するとまたアタリ!
同サイズのアメマスが同じフライにヒット。
なんとなくタイイングしたけど、このフライ結構釣れるなw

で、釣りを再開するとまたまたアタリ!
「マジで!?wwww」(本日2回目)
3キャスト3ヒットはこれまでのフライフィッシング人生で初めて!
同じ魚が3回掛かってきたのかと思えるくらいほぼ同じサイズ。

このあとも暇しない程度に同型のアメマスがヒット、ここで釣りをしてから3時間ほどでアメマスばかり8匹釣れた。
「こんなこともあるんだな〜」(今日はこんなのばっかりw)

日が傾きはじめたころアタリが止まったので小休止。
カバンに入れてきたメロンパンを食べながら目の間の流れや景色を眺める。
「のどかだなぁ」
あいにく曇り空だが、そのおかげでちょうどいい気温だ。
ふと水面に目をやるとセミが流れてきた。

そういえば昼過ぎから夏のセミが元気よく鳴いていたな。
(ちなみにこのセミは『コエゾゼミ』という種類らしい)

支笏湖なんかでは5月・エゾハルゼミの季節にセミ(シケーダ)パターンでデカイのが釣れるらしいけど、夏ゼミは聞いたことがないな。
そもそも支笏湖で釣りをする機会がほとんどないからというのもあるのだがw

さて夕まづめ、一発デカニジを狙ってキャスティング再開。
2時間、同じ範囲をティップのシンクレートやフライを替えて何度も流すが、ロッドを伸すようなアタリは最後までなかった。
「本流ニジマス、どこにいるんだ?尻別川、難しいなぁ」

下ってきた川を戻っていく途中、水の濁りが薄くなっていることに気づく。
「これ、明日になったら濁り抜けるな…明日のほうが釣れるかもな」

車中泊決定!!

『お盆の尻別川釣行2日目』につづく
【2019年8月・第2週】お盆の尻別川釣行2日目 大雨のあとに出た大アメマス!

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