フライフィッシング

2019年7月・渇水気味の湧別川 大物はどこにいる?

2019年7月12日、今日は道東の湧別川へ。
湧別川といえば60、70cmのモンスターニジマス。
下流域に行けばスチールヘッドも釣れるということで「もしかしたらデカイのが釣れるかも!」と期待が膨らむ。

午前4時15分、瀬戸瀬ICに到着。
「湧別川も渇水してるよ」という話を聞いていたので、瀬戸瀬のダム下からスタート。
2年前の6月にこの湧別川に来たときは、雪代が出ていたこともあったせいか、水量が多く荒々しい印象だったのだけれど、釣り場に着くと本当に水が少ない。
11ftのスイッチロッドでさえオーバータックルに感じるくらいだ。
まずはアトランティックサーモンショートのシンク1/2にウェットフライ2個を付けて実釣開始。

ゆるい流れやプールの落ち込みにウェットフライを流すが反応なし。
ロッドを振りながら様子を見ていると、単発ではあるけれどプールでライズがあった。
「やっぱり時季的にドライなんだろうなぁ」

ちょっと釣り下ると川幅が狭くなり瀬が長く続くポイントに入った。
川底がゴロタ石になっていて白波が立つような瀬にウェットフライを流すとすぐにアタリ。
釣れたのは27cmくらいのニジマス。
とりあえずボウズ回避できてよかったw

この瀬には魚が付いていてフライを流すたびにアタリがある。
ヤマメが釣れたり、

アメマスがダブルで釣れたり、

魚が付きやすい場所があって、いるところには魚が溜まってるようだ。
しかし小さいのばかりで大物は出てこない。

川の流れがたるんでいるポイントはスルー。
ドライフライで丁寧にやれば魚は出たかもしれない。

さらに釣り下っていき、いくつか良さそうなポイントにフライを流しても小型のニジマス、アメマスしか釣れない。
「大きいフライのほうがいいかもなぁ」と8番フックに巻いたグレートセッジに交換してしばらく流していると、リールからラインを引き出すアタリ。
ちょっとだけやり取りし、ランディングすると32cmのアメマスだった。

時計を見るとすでに午前9時半。
グーグルマップで道路が一番近い場所から上がり、汗だくになりながら40分ほどかけて車まで戻る。
「なかなか湧別川のビッグレインボーは出ないなw」

車を走らせながら湧別川に架かる橋の上からポイント偵察。
水量がもう少しあれば釣果は良くなるんだろうか。



渇水期は支流に魚が入るのか?

上湧別で仮眠と昼ごはんをとったあと、湧別川の下流部の下見。
土手を歩いているとでっかいバッタが跳んで行った。トノサマバッタかな?

午後1時半過ぎ、「時間的に本流は厳しいかな」と思い、湧別川の支流に入渓。
川幅が広いところでも8mくらいっぽいので、LOOPのマルチ9ft 5番ロッドでドライをやってみよう。
「ん?ドライフライセットを入れたボックスがない…。忘れたww」
バッグには試作のビッグドライフライが10個、そしてウェットフライのボックスに8番フックに巻いたマドラーミノーが2個…。
「せっかく来たし、マドラーミノーでやってみるか」

ティペット4Xにマドラーミノーを付けて流すとすぐに魚の反応。
しかしフライが大きすぎて針掛かりしない。
釣れはしないが魚の反応はあるのでトントンと釣り上がっていくと「大場所」といえるポイントに到着。

マドラーミノーにフロータントをしっかり塗り、たるんだ流れにフライを落とす。
「この上はどうなのかな?」とフライから目を離していたとき、いきなり「ガボン!」という水面を割る音!
そしてリールが逆転しラインが一気に走り出る!
「でかいのきた!!!」
いきなりの大物に思わずラインを止めてしまい、ティペット切れ!
「うわ~、下手すぎるだろぉおおおお!ww」

ずっとウェットフライをやっていたものだから、ドライフライの繊細な釣りが下手になってるww
4Xや5Xのティペットで50オーバーのニジマスを捕るフライマンは本当に尊敬に値する。

「この川、いるな!」
しばらく釣り上がったが、残り1個となったマドラーミノーも木の枝に引っ掛けてしまう。
試作のビッグドライフライには反応がなく、午後3時半でこの川をあとにする。
「うーん、デカかった…」

夕まづめ、午前中に偵察した湧別川本流にウェットフライを流すがボウズ。
午後6時で今日の釣りは終了。

再び湧別川支流で

7月13日、午前5時半。デカい魚をバラした支流に再び入渓。
同じポイントに入りビッグドライフライを流すが反応なし。
「昨日のアイツはどこに行ったかな?」

この支流は田園地帯を流れているわりにはとても綺麗。

大場所も連続していて、ポイントポイントで大きなライズがあった。
ちゃんとしたドライフライがあったらあの内の1匹でも掛けられたかもしれないなぁ。
ドライフライのボックスを忘れたことが悔やまれるw

午前8時、本流に移動。
LOOPの旧Evotec 12ft8番でウェットフライ。
買ったばかりのRioのスカジットヘッド500グレイン(フローティング)を試す。
アンダーハンド(スカンジ)キャスティングでもしっかりターンして飛んでくれる。
でもやはりスカジットはスカジット、着水の衝撃はスカンジヘッドに比べて大きいな。
スカンジ系のアトランティックサーモンショートでいい思いをしているせいもあるのだけれど、スカンジヘッドのほうが着水が静かで好きだなぁ。

ときおり雨がぱらつくが、我慢して釣りを続けているとまあまあのライズが見えた。
しかし湧別川の本流ニジマスはそうそう釣れてくれない。
午前11時までやったがボウズ。今回はここで納竿。

今年の北海道はどの川も渇水気味らしいけど、インスタを見ると道東でフライをやってる人はでっかいニジマスを釣ってるな〜。
道東在住がとても羨ましいw

このあと軽く丸瀬布を観光。
武利川ダム上はキャンプ場や温泉もあって家族連れにはいいかも。

丸瀬布昆虫生態館がなかなか面白くて40分くらい見てた。

水槽で飼われていた鰐口のオショロコマ。何年生きてるんだろうなぁ。

「デカっ!」子供の拳より大きいカブトムシ。

今回の湧別川釣行は今ひとつだったけど、次回のヒントはあったかな。
通っていれば湧別川ビッグレインボーに会えるかも!?

次回に期待!!

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メモ

  • 上湧別の道の駅にある「チューリップの湯」は500円、浴場がきれいで良い!
    食事もまあまあ美味しいし、22時までやってるのがなお良い。
  • 丸瀬布の「やまびこの湯」は500円、浴場は小さめだけどここもきれい。
    キャンプ場が目の前なので夏休みになったら混むかも。
  • ドライフライボックスは忘れるなw
  • マドラーミノーはバッタがいるときはかなり釣れるフライかも?
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