フライフィッシング

札幌市民の母なる川・豊平川でキャスティング練習

雪代で絶賛増水中の尻別川はしばらく諦めて、今日は近場、というか地元札幌の豊平川で練習です。

豊平川はちょっとした苦い思い出のある川だ。
今を遡ること数十年、小学2年だった頃、弟と一緒に2.7mの竹竿で釣りをしたことがある。
遠くに飛ばそうと全力で竿を振ったとき、穂先部分がすっぽ抜けてドンブラコッコと流れていくのを二人で見ていたw
そんな俺が、この豊平川でスペイキャスティングの練習とは…胸熱!

話を戻そうw
午後1時ころ、ミュンヘン大橋下の駐車場に到着。
晴れていたのだが気温は13℃、北北西の風8mという練習には厳しい条件。…というか無理っぽいwww
しかし何事も経験、いつか遠征に行った際に強風に見舞われることもあろう。
こういう悪条件化での練習も必要だ!

今日のロッドは、いまのところ2軍になってる3本をチョイス。
・K-Bullet TH-R 13.6ft #8
・ECHO DHⅡ 13.3ft #8
・Maxcatch 13ft #8

ダブルハンドの8番が好きすぎて、LOOPの12ftも含めると4本もあるww
ま、まぁバックアップ用とか使い道はあるだろう…。

まずはMaxcatchのロッドから。
このロッドは中国のメーカーのものだが、意外や意外、なかなかしっかりできている。
実釣でも全然問題ないレベルだが、他のロッドがあるのでその出番はない。
たまーに公園なんかで練習するときに活躍しているw

ラインはSAのOH&D 36グラム(約555グレイン)のF/I(フローティング/インターミディエイト)。
リーダーはたぶん12ftくらい、フライの代わりに毛糸を結ぶ。

アンダーハンドキャスティングは強風下では不向きかも

川の中に膝まで立ち込むと、「くっ…風が強い…!」
この場所だと川下から川上に向かって吹く風だ。
川面に風波が立つほど強い風…。

「とりあえず、アンダーハンドキャスティングからやってみるか…」
ラインを流してから、リフト→ボディターン→ハーフサークルと移っていった瞬間、シューティングヘッドが強風にあおられ後方にすっ飛んでいくwww
3回ほどアンダーハンドキャスティングを試したが、この風の強さでは無理すぎる!
リーダータッチがどうのってレベルじゃねーぞ!www

アンダーハンドキャスティングはハーフサークルがキモ。
ハーフサークルでシューティングヘッドを回し、シューティングヘッドとリーダーとの接続部分が水面にタッチした瞬間(リーダータッチ)に下手(したて)を引いてキャストするのだが、強い風が吹くとリーダータッチの位置が定まらない。

キャスティング練習をやめようとも思ったが、他の対応策があるかもしれない。
気を取り直して練習再開!

強風が吹く左岸ではシングルスペイキャスティングが良さそう

まずは参考YouTube動画を2本。
ジョン氏の動画はもう100回以上見たので脳内再生できるレベルw

普段はこれと同じ方法でシングルスペイキャスティングをやっているのだが、この強風下ではロッドティップを上げすぎるとアンダーハンドキャスティング同様にヘッドがすっ飛んでいく。
なのでロッドを倒し気味にし、シューティングヘッドが水面から離れすぎないようにしながらキャスティングするとちょっといい感じ。
「これなら行けそうだ」

続いてDHⅡでシングルスペイキャスティングを試す。
廃盤になってしまったので消えてしまったが、ECHOのサイトではスカンジ(アンダーハンド)よりスカジット向きのロッドと説明してあった。
ミディアムアクションで軟らかい感じがする。
今日のような強風の日だと、その軟らかさが災いしてキャスト後にロッドティップが収まらない。
20回くらい投げてこの状況に合わないと判断。DHⅡ、君はまた次の機会に。

最後にK-BulletのTH-R。
これは記念すべきダブルハンドロッドデビューを飾ったロッドだ。
ダブルハンドロッド素人だったころ、このロッドでさんざん練習したのだが、いろいろ間違っていたこともあってなかなかうまく飛ばせなかった。
去年の阿寒・屈斜路釣行ではメインロッドだったが、そのときにほぼボウズだったので自分の中での印象は良くなかった。
このあとテンリュウやLOOPのロッドを手に入れたので2軍入りしたのだが、久しぶりに使ってみるとどうだろう?

数回キャストすると「ん?この強風でもわりと飛んでる?」
これ以外のK-Bulletのロッドを使ったことがないのでなんとも言えないけど、このロッドに関して言えばファストアクションで全体が硬い。
シャキッとしているので、キャスト後にロッドティップもしっかり返り、また収まりもいい。
ロッドの長さが13.6ftなので、この風に負けず振り切れる。

いろいろ試した結果、この条件下でこのロッドを使うときは、下手(したて)で引くよりも、上手(うわて)で振るようにしたほうが飛ばせるようだ。
「K-Bulletいいじゃん、このロッド使える!」
これは嬉しい発見!
2軍入りしていたロッドが日の目を見た瞬間だw

ヘッドをフローティング、ティップをインターミディエイトに交換してやるとさっきよりもまたよく飛ぶ。
いや、飛ぶというより風に乗せて運ぶ、という表現が正しいかな。
風に逆らうのではなく風にうまく乗せるようにすると、この状況下でも思いのほか飛んでくれる。
着水直前にちょっとだけロッドティップを引いてやるとリーダーもターンしてくれる。
収穫あり!練習を続けてよかった。

2時間ほど練習するとすっかり手がかじかんできた。寒くなってきたので撤収!

帰りがてらテムズに寄ってフライラインを購入。
今まで使ったことがないRioのスカンジヘッド、使うのが楽しみだ〜!

豊平川は近いし、この時季でも練習ができるからしばらく通おうか。
噂によるとアメマスやニジマスが釣れることもあるらしい…ニヤリ。
次からは毛糸じゃなくフライを付けて練習だね!

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