フライフィッシング

2019年GW釣行 尻別川③ スペイキャスティング練習

2019年ゴールデンウィーク8日目、5月4日も晴天!
北海道は晴れに恵まれたこのGW。

GW前半の3日連続日帰り尻別川釣行で釣果はかなり渋いとわかりつつも、今日も尻別川に向かいます。
午前6時に出発したので道もすいすい。
いつもとは違うルートを走り新規釣り場の開拓、水が落ちれば良さそうなところをいつくか発見。
それにしても水の濁りがすごい。

釣り場に着くと予想通りの増水&濁りだったけど、釣りはできる感じ。

LOOPのダブルハンド12フィート8番、ラインはスローシンクのヘッドとシンク4のティップ、チューブフライをつけて釣り下がります。
10分ほどキャスティングし続けるとなんか違和感。
「ん…?あれ?今日はなんかうまく飛ばないな?」
アンダーハンドキャストやシングルスペイキャストなどいろいろ試してみてもロッドにラインが乗ってない感じ。

どっかおかしいのかな?とロッドをチェックすると…
うはwww
バットガイドにラインが通ってなかったwwww
OKwwwこれじゃ飛ばないww
まぁ、釣りあるあるだよね〜!

「タイニーアングラー、あなた疲れているのよ」
磯釣りも含めて6日連続の釣行、疲れが溜まってるに違いない…。

今日は風もなくこの時季としては気温も高い。
釣りをしていてとても心地よいのだけれどアタリなし。
水さえ低ければ魚は釣れるんだろうが、厳しいなぁ。

1時間ほどこのポイントでうろちょろしてると上流にルアーマンが3人ほど入ってきました。
うむ、釣り人が3人もいるということは釣れるポイントではあるんだろう。

ここで2時間ほど粘ったが魚は出ないと判断。
「…今日はキャスティング練習だな」

今日はスペイ系のキャスティング練習日和

下流の方の車を走らせ、流れの穏やかな左岸のポイントに到着。
前に来たときよりも水が多いけど、スペイ系のキャステング練習にうってつけの場所。
うーん、山桜のピンク色がきれい。ウグイスや他の野鳥も鳴いている。
実にのどかなスペイキャスティング練習日和。

今日持ってきたロッド
・テンリュウ 11ft5番
・LOOP 12ft8番
・LOOP 15ft10番
をつなぎそれぞれでキャスティング。

11ft、12ftのロッドならアンダーハンドキャスティングはできるのだが、15ft10番は…バットを曲げられねえwwww
ちなみに15ftの方のラインシステムはSAのスカジットヘッド(インタミ)、ティップはシンク3、ヘッドとティップで800グレインくらいある。
これってアンダーハンドキャスト、無理だろww
まぁ、そもそもスカンジヘッドより短いスカジットヘッドでアンダーハンドキャストを、という考えが間違ってるんだろうけどね。

ヘッドをスローシンクからフローティングに替えたり、スカジットやシングルスペイを試したり、いろいろやってるうちに時間は午後3時。
4時間も練習するとさすがに腰に来るw

「あと2時間くらいできるな」
「そうだね!尻別川に来たんだから魚を狙いに行こう!」
自問自答を終え、夕まづめの2時間で勝負だ。

京極方面に車を走らせ釣り場に着くと、ここも濁りと増水がすごい。
はっきり言って雪代をなめてました、すいませんw

立ち込むとこんな感じで濁り具合がよく分かる。

水が少ないと左岸側に立ち込めるけどこの水量では無理でしたw

下手くそなりのアンダーハンドキャスティングのコツ

実釣を諦め、ここでもアンダーハンドキャスティングの練習。
アンダーハンドキャスティングの一番のコツは下手(したて)の使い方で「ハーフサークル」という動作が最重要だと思う。
ハーフサークル=半円なのだけれど、ハーフサークルの動作は言葉通り半円状の軌道が理想。
下手の動きが直線的もしくは半楕円状の軌道だとリーダータッチの位置が不安定になりDループの形状が崩れる。
Dループの形状が崩れる=Dループが安定しない→キャスティングにばらつきが出る。
あとフライの位置が体の正面に近くなってしまうため、キャストしたときにフライトラインが絡む。
しっかり下手をハーフサークルさせるとフライは斜め前方にあるのでキャストしたときに絡みません。

アンダーハンドキャスティングの初期の動作は、ロッドティップを上げてラインに適度なテンションを保ったら、ボディターン、ハーフサークルに移っていくんだけど、ハーフサークルのときに「ハーフサークル」といいながらやるとうまくいきますw
これホントwww

下はLOOPの関係者(LOOP USAってどこかに書いてあった)のKlaus Frimorさんの動画で、この人のアンダーハンドキャスティング(スカンジナビアンキャスティング)はすごくビューティフルなのにパワフル!
方向転換をするとき以外はボディターンをしてませんが、めちゃめちゃ参考になります。
ここまでキレイに飛ばせるようになりたいなぁ(遠い目)。

途中でフローティングヘッドからシンキングヘッドのラインシステムを組んだロッドに持ち替えてキャスティングします。
Frimorさんは動画中に
“I don’t have to change my casting stroke at all it’s the same thing.”
「キャスティングストロークはまったく変える必要はなくて、同じでいいよ」(適当な訳w)
と言ってます。
つまりシンキングヘッドを使っても投げ方を替えなくていいよ、ってことですな。

次も同じくFrimorさんの動画。
冒頭10分はシングルハンドのアンダーハンドキャスティング、それ以降がダブルハンドのアンダーハンドキャスティングです。
再生時間40分ちょいなので暇なときにどうぞ。
アンダーハンドキャスティングを覚えたい人は見る価値あります!

GW中は本流でのフライフィッシングはかなり厳しい

このGW中の尻別川釣行はこれでたぶん終わりだけれど、春の本流でのフライフィッシングはかなり厳しいな。
「春はルアーのほうが有利」と聞くけど、これってただ単に釣り場があるからじゃないのかなぁ。
ルアーなら竿さえ振れれば河原だろうが護岸の上だろうが木々の間だろうがどこでもできるからね。
フライ、とくにダブルハンドロッドだと川に立ち込まないと竿が振れないw
まぁ、これも勉強。
釣れなかったなりに楽しめたからいいか!

夕映えの羊蹄山が絶景すぎる!

今日のひと言
ゴールデンウィークの尻別川本流での釣りは修行!

2019年GW釣行 尻別川①
2019年GW釣行 尻別川②

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