【2020年・6月第2週】道北釣行3河川、湧別川・石狩川・天塩川でビミョーな釣果w
6月第2週は俺の中では釣り的に一番熱い週。
去年のこの週は尻別川で念願の50オーバーレインボーに出会うことができた。
「尻別川でもう一度」という考えもあったのだが、あえて一番いい時季の道北の河川を攻めてみることにした。
2020年6月12日 湧別川
去年7月に湧別川を訪れた時はすでに渇水気味で、釣行後に「6月のほうがいいのでは?」という結論に至ったのだが、6月は6月でいろいろと問題があった…。
海で釣れたら超うれしい、しかし北海道の川で釣ってはいけないお魚…そう「あやねる」w
午前7時ころに1匹目が釣れ、最初は「うれしい外道」程度に思っていたのだが、午前9時までに40〜50cmくらいのが7本…。
ターゲットであるニジマスはまったく釣れてくれない。
4匹目を釣ったあたりからフラッと土手の上に人が現れ、ずっとこちらを見ているので撤収。
釣ろうと思えばもっと釣れたかもしれないが、密漁と疑われるもの嫌なので撤収。
ちなみに北海道のほとんどの河川ではサケ・マスを密漁すると1匹につき10万円の罰金…最高級クラスのロッドが買える金額…w
あーコワイコワイ。
このポイントでの釣りを終えて駐車場に戻るとフライマンがいた。
そのフライマンの話によると6月いっぱいまではその魚の遡上は続くとのこと。
…8月になったらカラフトマスが遡上するし、フライフィッシングで湧別川を攻めるにはやっぱり7月がいいのかな?
このあとポイントを上流側に移したが、新子ヤマメと小ニジマスを数匹釣れただけ。
湧別川も通い続けて大物が出るポイントを見つけるしかないな〜。
濁りが残る石狩川上流
午前の部の釣りを終え、午後からは気になっていた石狩川上流へ。
去年の秋に来た時は渇水しており「水が多い時はどうかな」と思い、その時と同じポイントに入ってみたのだが予想以上に水が多く濁っている。
この濁りは昨日降った雨の影響なのか?
とりあえず竿を出してみたものの魚が出てきそうな感じがしないので撤収。
石狩川支流に向かってみると本流とは違い透明できれいな水色。
しかしウェットフライ、ニンフを流してみたが魚からの反応はナシ。
ドライフライなら魚が出たかな?
石狩川での釣りを終えて国道39号から大雪山系を見るとまだ雪が残っている。
もしかしたら石狩川本流の濁りは雪代かもしれないな。
移動しながら明日はどこでやろうかいろいろ考えた末、長距離移動を決断。
とは言っても目的地までたったの約180km、時間にして3時間程度、大した距離じゃない。
「…天塩川へGo!」
2020年6月13日 天塩川①
2020年6月13日午前4時、天塩川のとあるポイントに到着。
幸いなことに貸切状態だったのだが、前回のポイントに来たときより60cmほど水位が低い。
18ft#13のロッドでフルスイングすると対岸に届いてしまいそうなくらいだ。
前回の経験を踏まえ自分なりにタイイングしたイトウ用ストリーマーをいくつか試してみたが反応なし。
午前9時ころまで粘ってみたがイトウからの答えはないのでポイント変更。
ポイントを探索しながら川を歩いているとドジョウみたいな魚の屍が。
気になったので調べてみると「ウキゴリ」という魚らしい。
これもイトウに食べられてるのかな?
午後になると空は雲に覆われ、時々小雨がぱらつくコンディションに。
状況変化が魚の活性を上げてくれるかな、と期待していたが反応なしw
立ち込みながら足元を見ると小魚がウェーダーの周りに群がっていた。
たぶんウグイなのだろうが、こんなに小魚がいたら美食家のイトウさんは俺のしょぼーいフライなんて見向きもしないだろうw
まあイトウ狙い用フライパターンの参考にさせてもらうことにしよう。
2020年6月14日 天塩川②
天塩川2日目は朝からどんよりとした天気。
しかしそのおかげで風は穏やか、フライフィッシングにはもってこいの条件だ。
9ft#8シングルハンドロッドで引っ張りの釣りをしたり、ダブルハンドロッドでスイングの釣りをしたりいろいろ試したがダメ。
フライはそんなに悪くない気がするんだけど、なにかが違うんだろうなぁw
午前8時、このポイントに見切りをつける。
このあと昼ころまでポイントを転々としたがアタリは1つもない。
疲れた…。
うーん、天塩川のイトウ狙いは難しいなぁ!
やっと釣れた天塩川のニジマス
イトウ狙いは諦めてターゲットをニジマスに移す。
天塩川本流は言わずとしれた大型ニジマスが釣れる河川で札幌圏からも足繁く通うフライマンが多いらしい。
俺も何度か天塩川でニジマスを狙っているのだけれど、恥ずかしながらこれまで天塩川のニジマスに出会ったことがないw
今回は前に来たことがある瀬が続くポイントに入ってみることにした。
このポイントはちょっとヒグマ的に危ない場所なので熊よけ鈴と万が一バトルになった際の護身用ナタを装備していくw
ロッドは13ft6in#8、フローティングのスカジットヘッドにインタミのティップ、これにウェットフライを2個付けて流すとすぐに小気味好いアタリ。
釣れたのは30cmちょいの小型のニジマスだったが、やっと釣れた天塩川のニジマスに思わずニンマリw
ヒットフライは適当に巻いたセッジみたいなやつ。
このフライがなかなか当たったようで、このあともぽつらぽつらと小さいニジマスが釣れる。
夏至が近づき午後6時になってもまだまだ明るかったが、ヒグマ的に危ない時間帯になってきたので撤収。
天塩川の良型ニジマスは釣れなかったが、なかなか面白い思いをさせてもらった。
札幌へ戻る車中で「…尻別川に行ったほうがいい釣りできたかもなw」と少々悔やむ。
それでもまぁ、ポイントを自分で見つけるのも釣りの楽しみの1つ。
天塩川に通い続ければいつか良型ニジマスもイトウもきっと釣れるだろう。
…次回に期待!