フライフィッシング

【2019年・6月第5週】尻別川 魚影はまあまあ、しかし良型に出会えず

6月29日、今日は早めに出発、午前4時ちょい過ぎに釣り場に到着。
羊蹄山はほとんど雲で隠れていて天気はいまいち、気温もこの時季としては低めな感じ。
とりあえず様子見にシンク2/3のヘッドにマラードダックのオリジナルフライとシルバーマーチブラウンを付けて実釣開始。

キャスティングの感覚を確かめていると3投目でいきなりアタリ。
引きからしてあまり大きくない感じだが、なかなか元気がいい。
足元まで寄せると20cmちょいのヤマメだったが、ランディング前に自動リリースw
早朝のわりに魚の活性は悪くない感じがする。

15分くらいかけて10mほど釣り下るとまたアタリ。
ヒットと同時に魚がライズ、35cmくらいのニジマスだったが寄せている間にバレてしまう。
「2連続バラシ、下手すぎw」

1時間くらい経っただろうか。フライをドリフトさせながら対岸を見ていると流木の際で60cmはありそうな魚がライズ!
魚種まで確認できなかったけど、この流域にも川のヌシのような魚がいるんだな〜。

このあと午前6時まで釣り下ったが、立ち位置が深くなってきたので場所移動。

次は尻別川で初めてのポイント。川幅が細く流れが急になり、瀬へと続く変化に富んだポイントで悪くない。
流速、水深に合わせてヘッドのシンクレートを替えながらじっくり攻めていくと瀬の入り口で強いアタリ。
リールからラインが出ていく。この引き具合、なかなか大きさだ。

今日は食いが浅いのか…

ロッドを倒してライズをいなし、出ていったラインをリールに収めると魚体が見えてきた。
45cmほどのニジマスだ。
「よし、いいぞ〜」とランディング体勢に入った瞬間、フックオフ!
「えぇ〜!ww 下手すぎだろぉおおお!」
自分の腕のなさに笑いを禁じ得ないwww

3連続でバラシ…。
フライを始めて以来、こんなことって記憶にないのだが、今日は明らかに魚の食いが浅い感じがする。
しかし、これにめげずに攻めていこう!

ちょっと釣り下がると荒瀬が続くポイントに入った。
ヘッドをインターミディエイトに替えて瀬の中にウェットフライをスイングさせるとニジマスがヒット。
この魚はそれほど大きくなかったので余裕を持ってランディング。
手計りで34cmの中型のニジマスだったが、今日の1匹目なので素直に嬉しい。

このあと8時半ころまで釣り下ったがアタリが続かず、ポイントとしての魅力もなくなってきたので場所移動。
うーん、デカイのはどこにいるんだ…?



大物がライズ!しかしフライには見向きもせず

次はウェーダー忘れ事件で見つけた大物ポイントだ。
ポイントに着いてしばらく様子を見ていると対岸ででっかいライズ、やはりいる!

まずはこのときのために巻いてきたビッグカディスを投入!
…反応なし。

次はシケーダを投入!
…反応なし。
そういえば今日は朝から蝉の鳴き声を聞いていないなw

マドラーミノー、普通のカディス、CDCダン…反応なし!
しかしこちらが悪戦苦闘しているその間もあちらこちらで大物がライズしている。
中には5mほど手前であざ笑うかのようにライズするモンスタークラスもw

うーむ、今日もアイツラのほうが一枚上手のようだ…。
このポイントは諦めて釣り上がってみよう。

フライボックスに入っていた10番フックのニンフを2個付けて流すと小さなアタリ。
何度か流していると小さな魚がかかってきた。
釣れたのは青いヤマメのような魚だったが、写真を撮ろうとしてると、さっと逃げていってしまった。
「あんなヤマメ見たことない、もしかして」と直ぐにスマホで調べてみるとどうやらイトウの稚魚らしい。

ここでイトウ稚魚に出会えるとは、尻別川でもイトウの生息数が回復しつつあるんだな。
「頑張って生き抜いてメーター級まで育てよ!」

このあと同じくニンフに本物のヤマメが釣れるがなんとも可愛らしいヤマメだこと!w

尻別川下流域の魅力

昼食と仮眠を取ったあと、午後3時過ぎから尻別川下流域に移動。
尻別川下流域は川幅が広くポイントを定めにくい印象だ。
これまで何度か攻めているがコレと言った釣果がない。

LOOPの旧Evotec 15ft10番ロッドを継ぎ、ラインはRioのスカンジ3D(フローティング-ホバー-インター)、フライはオリジナルマラードダッグとフライの名手・安田氏のウィットグリーンをちょっとアレンジしたものを付けてキャスティング開始。

ポイントがわからないのでまずは瀬から。
対岸めがけてキャスティングし、フライを瀬の中でスイングさせると小気味よいアタリ。
今日はバラシの連続だったので慎重に魚を寄せランディングする。
釣れたのは20cmほどのイケメンヤマメだった。
ヤマメだとこのサイズでも嬉しくなるなぁ!

1つの瀬が終わり、次の瀬を同じように攻めると今度はすぐに32cmほどのアメマスが掛かった。

尻別川下流域は場所によっては川幅が40mくらいありポイントを定めづらい。
だけど下流域に通うようになって何度かスペイをやっているフライマンを見かけ、「この流域でも釣れるんだ」という確信を得た。
きっとこの流れの中に尻別川のヌシがいるんだろうな…。

さて夕マヅメ、自分が「一発場所」だと思っているポイントに移動するもビッグライズを見せてもらっただけで結局良型に出会えず。
ここ最近立て続けに50オーバーを釣っていたもんだから調子に乗ってたな…。

フライフィッシングは難しいものだ、精進精進!

来週はどこに行こうか?

…次回に期待!

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